1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:22:21 ID:A7IbFm1e0
ギニュー(オレの体はどうなったかなぁ・・・無事ならいいんだが)←カエルの体

ギニュー(はぁ・・・)ぷ~ん ヒュッ パシッ

ギニュー(ハエも条件反射で捕まえるようになってしまった・・・泣きたい)

ギニュー(なんとかあの女から翻訳機を奪い取ることは出来たが・・・)

ギニュー(自分の体じゃないともうチェンジしたくないよなぁ・・・)


#前に書いた フリーザ「・・・いいでしょう」 の続編です



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:25:35 ID:A7IbFm1e0
ギニュー(う~む・・・俺の体さえ無事ならば元に戻りたいのだが・・・)

ギニュー(ん・・・あそこに何か大きいものが落ちているな・・・なんだ?)

ギニュー(こっ・・・これはっ・・・オレの体ではないか!!)

ギニュー(しかし中のカエルが死んでしまっている・・・)

ギニュー(オレの体に順応できなかった結果か。しかしこれではボディチェンジできん・・・困った)

ギニュー(・・・ん?今、微かに動いた?まさか生きている!?ならば!!)

ギニュー<翻訳機「チェンジー!!!」

バシュウウウウ・・・
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:28:29 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「・・・お、おぉぉ・・・」

ギニュー「も、戻れた・・・戻れたぞおおおおおおお!!!」

ギニュー「うっ・・・苦しい生活だった・・・ううぅっ・・・!」

ギニュー「・・・ん・・・?」

足元を見る。そこには今まで自分の体だったカエルが息絶えていた。

ギニュー「そうか、限界が近かったのか・・・しかしよく今まで生を繋いでくれたものだ」

ギニュー「貴様は特別だ。オレが墓を立ててやろう。ふんっ!」ボンッ!

カエルのすぐ横に穴を作り、そこにカエルを埋めてやる

ギニュー「感謝するぞ、名も無きカエルよ・・・。」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:32:24 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「うっ・・・くそ・・・元々傷だらけだったせいもあってかなり体力を消耗しているな」

ギニュー「ここはなんという惑星なのだ・・・?孫悟空が言っていた地球とやらか・・・?」

ギニュー「とにかく今はメディカルマシーンに入ってゆっくりしたいところだ・・・」

ギニュー「この惑星に、メディカルマシーンがあるかは定かではないが・・・何はともあれ急がねば」

ギニュー「せっかく元に戻れたのにこのままでは死んでしまう」

ギニュー「スカウターもないからどっちに向かえばいいかもわからん・・・」

ギニュー「とりあえずはこの森を抜けなければいかんか・・・」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:35:06 ID:A7IbFm1e0
―――天下一武道会会場―――

ブルマ「なつかしいわー天下一武道会」

悟飯「人造人間が倒されてから始めての開催ですね。俺は見るのも初めてですよ」

トランクス「俺も参加したかったなぁ・・・」

ブルマ「情報を仕入れるのが遅かったわたしたちが悪いわ。今日は観客気分で楽しみましょ!」

悟飯「そうですね。人造人間たちに殺されていなかった武道の達人も見てみたいですし」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:38:22 ID:A7IbFm1e0
アナウンサー「さあ、いよいよ決勝戦です!」わぁぁぁぁぁ・・・

トランクス「へぇ・・・純粋な地球人でも強い人はいるんですね、悟飯さん。」

悟飯「あぁ、そうだな。それよりも・・・トランクスは気にならないか?」

トランクス「え、何がです、悟飯さん?」

悟飯「いや・・・違和感がないならいいんだが・・・」

悟飯(あの決勝戦に勝ちあがった女の子・・・リーザといったか)

悟飯(とても純血の地球人とは思えない強さだ・・・それも、まだ7歳だっていうじゃないか)

トランクス「あ、悟飯さん!リーザって子、優勝しましたよ!」

悟飯「! あ、あぁ・・・」

悟飯(どうも気になるな・・・)
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:41:13 ID:A7IbFm1e0
トランクス「それじゃあ、悟飯さん。」

悟飯「ああ。」

悟飯「さて・・・リーザと話がしたいが・・・。多分、まだ会場の中にいるだろうな。」

悟飯「出てくるまで待っていよう。」

~2時間後~

悟飯「出てきたな・・・。」

悟飯「やぁ、初めまして。リーザちゃん・・・だよね?」

リーザ「っ!この賞金はわ、わたさないんだから!!」

悟飯「えっ?」

リーザ「会場の人がいってたもん!いきなりはなしかけてくる人には気をつけろって!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:44:07 ID:A7IbFm1e0
悟飯「あ、ああ。そういうことか。俺は怪しいものじゃない。ただ、ちょっと気になったことがあってね」

リーザ「・・・な、なに?」

悟飯(警戒は解かないか・・・まぁしょうがないか)

悟飯「君、強いんだねぇ。どこかで武術でも習ったのかい?」

リーザ「・・・ぶじゅつなんて、習ってない。」

悟飯(ふむ・・・)

悟飯「そっか。今からおうちに帰るの?」

リーザ「・・・うん。」

悟飯「そっか。ゴメンね、いきなり話しかけて。それじゃあ、気をつけて帰るんだよ。」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:46:05 ID:A7IbFm1e0
リーザ「待って。」

悟飯「?」

リーザ「名前・・・聞いてない。」

悟飯「ああ、そっか。俺は、孫悟飯。」

リーザ「そん・・・ごはん・・・。」

悟飯「・・・?」

リーザ「なんでもない。じゃあね、悟飯さん。」タッタッタ・・・

悟飯「なんだ?俺の名前に反応した・・・?まぁでも、あの子の気は覚えた。今度、また会いに行ってみよう。」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:49:15 ID:A7IbFm1e0
悟飯「さて、俺も家に帰ると・・・うん?」

悟飯「なんだ?あそこに人だかりが出来てる・・・行ってみよう。」

通行人1「生きてるのかな・・・?」
ざわざわ
通行人2「人間じゃ・・・ない、よな・・・?」

悟飯「ちょっと、すみません・・・っと。」

人だかりの中心では、何者かが倒れていた。

悟飯「これは、まさか・・・。ギニューの体・・・?」

ギニュー「・・・。」ぴくん

通行人1「うわあああああ、動いたあああああ!!」

通行人2「に、逃げろおおお!」

群れていた人だかりは、ギニューの体が動いたかと思うとクモの子お散らしたかのように去っていった。

悟飯「・・・ど、どうしよう・・・。」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:51:52 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「おお、そこに誰かいるのか・・・?」

悟飯「!」(中身も戻っているのか・・・?)

ギニュー「すまないが・・・オレを治療してくれないか・・・?もう、自力では動けんのだ・・・。」

悟飯(どうしよう・・・フリーザには昔世話になったしな・・・)

悟飯「わかった、ギニュー。今から治療しに行くぞ。」

ギニュー「お、おお・・・すまないな、通りすがりの者よ・・・。」

悟飯(まぁ、今の俺ならギニューが暴れたところで簡単に取り押さえられるだろう。)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:55:25 ID:A7IbFm1e0
悟飯「すみませーんブルマさーん!」がちゃ

ブルマ「あら、悟飯くん・・・?背中に何を背負ってるの?」

悟飯「話は後にしましょう。とりあえずこいつを治療してやってください!」

悟飯「確か前にメディカルマシーンが完成したとか言ってましたよね?」

ブルマ「え、ええ・・・。」

~30分後~

コポコポ・・・

ブルマ「とりあえずこれで命に別状はないはずよ。」

悟飯「すみません、ありがとうございます。」

ブルマ「この機械複製するの大変だったんだから・・・。でも、便利なものよね。」

悟飯「ええ。奴らの技術、地球よりもずっと進んでますよ。」

ブルマ「それはいいけど・・・こいつ、誰なの?」

悟飯「はぁ、それが・・・ギニューです。」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 18:59:24 ID:A7IbFm1e0
ブルマ「ギニュー?ギニュー・・・ギニュー・・・どこかで聞いた覚えが・・・。」

悟飯「ほら、フリーザの部下の。」

ブルマ「あー!思い出したわ!こいつ、わたしの体を乗っ取った奴じゃない!」

悟飯「すみません・・・暴れるようなら取り押さえるので。」

悟飯「フリーザには貸しがあったから、こいつは助けてやろうと思いまして。」

ブルマ「それはいいけど・・・確かにフリーザにはお世話になったものねぇ。」

ブルマ「あの人造人間をたった一人で倒しちゃうんだもの。やっぱ宇宙の帝王の名は伊達じゃなかったってことよね。」

悟飯「完治はどれくらいになりそうですか?」

ブルマ「そうねぇ・・・とにかく体じゅう傷だらけなうえ、そのほとんどが古傷だから、1日くらいかかるわね。」

悟飯「そうですか、わかりました。お願いします。」

ブルマ「ええ、任せておきなさい。」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:00:58 ID:A7IbFm1e0
悟飯「さて・・・ギニューのことはとりあえずブルマさんに任せるとして・・・。」

悟飯「あのリーザって子の事も気になる・・・。」

悟飯「あの子の気・・・似ている気をどこかで感じたような覚えがあるんだが・・・思い出せない。」

悟飯「また、俺の知らないところで何かが動き出そうとしているのか・・・?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:02:24 ID:qe2uACPA0
なんでギニューの身体が落ちてんねん
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:03:55 ID:A7IbFm1e0
>>19ヒント:悟空とフリーザ以外のすべての生命体


翌日―――

悟飯「リーザの事をもう少し調べてみよう・・・。どこに住んでいるんだ・・・?」

悟飯「幸い、一般人よりも遥かに気が大きいから場所は把握できる。」

悟飯「ここは・・・郊外じゃないか。小さな家・・・ここに住んでいるのか?」

コンコン

リーザの声「はい、誰ですか?」

悟飯「あ、すみません。悟飯です。昨日、会ったでしょう?」

リーザ「悟飯さん?待って、今あけるから。」

ガチャリ

リーザ「何の用ですか?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:05:46 ID:ft7PH66r0
フリーザが修行してなんやかんやの続きか 

期待
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:07:35 ID:A7IbFm1e0
悟飯「ちょっとね。昨日の君の戦いぶりを見て、手合わせをしたくなったんだ。相手、してくれるよね?」 

リーザ「え・・・。」

悟飯(戸惑っているか・・・無理もないかもしれないな。力は強くても、まだ少女だ。)

悟飯「ダメかな?」

リーザ「あの・・・怖い人たちに言われてるの。」

悟飯「怖い人たち?」

リーザ「うん。罪のない人を相手に戦ったらダメって。」

悟飯「・・・・・・。」(たぶん、リーザの尋常じゃない強さを知った奴らにだろうな・・・。)
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:10:00 ID:A7IbFm1e0
悟飯「大丈夫、ちょっとだけ君の力を見てみたいだけだから。」

リーザ「・・・ちょっとくらいなら・・・。」

悟飯「よし・・・。」(怪我はさせないようにしないと・・・。)

外のひらけた場所に、向かい合う。

リーザ「はぁっ!」

ドドン、バシッ、ズダン!!

悟飯「・・・っ・・・!!」

悟飯(なんだ、この子の力は・・・!?お、重いっ・・・!!くっ!!)

悟飯「はぁ!!」

ドンッ!!

リーザ「あうっ!!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:12:12 ID:A7IbFm1e0
悟飯(しまった、本気で攻撃を加えてしまった!!)「だ、大丈夫!?」

リーザ「う、うん・・・。」ムクッ

悟飯「!?」(俺の攻撃を受けて普通に立ち上がった・・・!?)

リーザ「もういい?」

悟飯「あ、あぁ・・・ごめんね。」

リーザ「平気・・・。」

悟飯「あのさ、リーザちゃん。」

リーザ「?」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:15:07 ID:A7IbFm1e0
悟飯「俺と一緒に、修行しないか?今のままじゃ、力を制御するの大変だろう?」

リーザ「えっ・・・。」

悟飯(この子の気・・・ようやく思い出した。あのフリーザとそっくりなんだ。)

悟飯(放っておいたら自分で力を制御しきれなくなって暴走するかもしれない・・・気のこととかを教えてあげないと。)

リーザ「今のままでも、大丈夫だけど・・・。」

悟飯「こんなところに住んでいたら、いろいろと大変だろう?」

悟飯「ほら、こんなことが出来たら便利だと思うんだけど・・・。」フワッ・・・

リーザ「・・・!ご、悟飯さん、浮いてる!?」

悟飯「君にも、これくれいは出来るようになるよ。」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:17:28 ID:A7IbFm1e0
リーザ「うん、修行する!悟飯さん、教えてよ!」

悟飯「よし。君の親とかは?どこかに出かけているのか?」

リーザ「わたし、お父さんとお母さんはいないの。」

悟飯「え・・・。」

リーザ「一人暮らししてるの。」

悟飯(孤児・・・なのか。)

悟飯「そうだな・・・リーザちゃんさえよければ、俺と一緒に来るかい?」

リーザ「?」

悟飯「俺と一緒に暮らそうって言ってるんだ。」

リーザ「いいの?」

悟飯「ああ、俺は構わない。」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:20:06 ID:A7IbFm1e0
リーザ「・・・っ」ポロポロ

悟飯「!? え、何で!?ご、ゴメン!」

リーザ「ちっ・・・違うの・・・今まで、わたしにそんな優しい言葉をかけてくれる人なんていなかったから・・・」

悟飯「・・・。」(普通じゃない力を見て、敬遠されたのかな・・・。)

悟飯「俺は君のことを怖がったりしないよ。君さえよければ、俺と一緒に暮らそう。」

リーザ「うんっ・・・お兄ちゃん!」←7歳

悟飯「はは・・・。」(なんだか変なことになったな・・・でもま、いいか。)←26歳
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:22:12 ID:A7IbFm1e0
数時間後、ブルマの家―――

悟飯「こんにちはー!」

トランクス「悟飯さん!いらっしゃい!・・・あれ、その子・・・リーザさん?」←17歳

悟飯「ん、ああ。リーザ、挨拶しなさい。」

リーザ「こんにちは。」

トランクス「こ、こんにちは。」

トランクス「この子、どうしたんですか?」ひそひそ

悟飯「悪い、詳しくは後で説明する。」ひそひそ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:24:52 ID:A7IbFm1e0
悟飯「メディカルマシーンに入った奴の具合はどうだ?」 

トランクス「ああ、もうすぐ完治だって母さんが言ってましたよ。」

悟飯「そっか。で、そのブルマさんは?」

トランクス「メディカルマシーンの所にいると思いますけど。」

悟飯「そっか、わかった。リーザはここでトランクスと一緒に待っててくれ。」

リーザ「うん。」

トランクス「・・・・・・。」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:27:23 ID:A7IbFm1e0
悟飯「ブルマさん、こんにちは。」

ブルマ「悟飯くん!ちょうど良かったわ。たった今傷が完治したところよ。あとはこいつの意識が戻るのを待つだけなんだけど・・・。」

ゴボゴボ・・・

ブルマ「! 気がついたみたいね。」

ピッ ゴーー ウィィィン ガコォン

ギニュー「・・・・・・。」

悟飯「気がついたか、ギニュー・・・で、いいんだよな?」

ギニュー「む・・・誰かは知らんが、オレの名を知っているのか?」

ギニュー「どうも状況が掴めん・・・。」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:29:59 ID:A7IbFm1e0
悟飯「とりあえず、暴れないでくれよ。俺もお前の話を聞きたい。」

ギニュー「うむ・・・いいだろう。まず、この惑星はどこだ?」

悟飯「ここは地球だ。お前が覚えているのは・・・ナメック星での、俺の父さん・・・孫悟空と、フリーザの戦いまででいいんだよな?」

ギニュー「そうだな。フリーザ様と孫悟空の戦いの途中で、いきなりこの惑星に飛んだような気がするのだが・・・。」

悟飯「ドラゴンボールで、悟空とフリーザ以外の生命体は地球に運んでもらったんだ。」

ギニュー「! ドラゴンボールとはそんなことも可能なのか。」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:32:00 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「それで、フリーザ様が今どこにいるかは知っているか?」

悟飯「ああ。もう10年前になるかな・・・。フリーザがこの惑星に来たことがあるんだ。」

ギニュー「なんと!?」

悟飯「それで、その後はまた宇宙船に乗ってどこかに行ってしまったんだが・・・。」

ギニュー「恐らくは本星に帰ったのだろうな。オレもフリーザ様の元に帰らねば・・・。」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:34:37 ID:A7IbFm1e0
悟飯「本星?そんなものが存在するのか?」

ギニュー「それはそうだろう。オレは行ったことはないが、どこにあるのかは知っている。」

悟飯「・・・!!」

悟飯(フリーザの本星か・・・他の奴らが地球に攻めてこないところを見ると・・・。まぁ、今はとりあえずその事はいいか。)

悟飯「今度はこっちから質問させてくれ。お前、確か・・・カエルと体が入れ替わっていたよな?」

ギニュー「ああ、その事か。」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:37:23 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「そこの女から密かに奪っていた翻訳機を使って、この体に戻ったのだ。もうチェンジには懲りたな。」

ブルマ「え、嘘!?全く、油断も隙もないんだから・・・。」

悟飯「そうか。それで、フリーザの後を追うって言っても・・・宇宙船はないだろう?」

ギニュー「む・・・そう言えばそうだったな。」

ブルマ「安心しなさい。あんたが乗る宇宙船の一つくらいだったら、わたしが作ってあげるわ。」

ギニュー「本当かっ?」

ブルマ「ええ。ただ、時間は貰うことになるけどね。そうね・・・半年くらいあれば出発できるようになるわ。」

ギニュー「すまない、感謝するぞ、女よ。」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:39:29 ID:A7IbFm1e0
ブルマ「気にしなくてもいいわ。フリーザにはお世話になったもの。」

ギニュー「世話になった?どういうことだ?」

悟飯「それも含めて、少しずつ話をしてやる。とりあえず、宇宙船が完成するまでは俺と一緒に修行しよう。」

ギニュー「その必要はない。貴様、先ほど孫悟空が父親だとか言っていたな。奴には負けたが、貴様には負けんぞ?」

悟飯「そうかな?」

ギニュー「ほう・・・ほざいたな。表に出るがいい。力の差を教えてやろう。」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:41:21 ID:A7IbFm1e0
リーザ「あ、お兄ちゃん。話は終わったの?」

悟飯「ああ。とりあえず、この怖いお兄ちゃんと手合わせをすることになったから、外に出る。」

ギニュー「む・・・おい悟飯。」

悟飯「なんだ?」

ギニュー「この娘はなんだ?」

悟飯「俺の妹・・・ということにしておいてくれ。」

ギニュー「・・・そうか。」(どうも気になる・・・。)

リーザ(なんだろう・・・この人、なんだか気になるな。)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:44:07 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「さて、どこからでもかかって来い。」

悟飯「じゃ、遠慮なく。」ヒュッ

ギニューの頬近くで、裏拳を止める。

ギニュー「!? み、見えなかった・・・。」

悟飯「言っておくが、フリーザは俺よりもずっと強かったぞ。」

ギニュー「なんと・・・。」

悟飯「多分、今のお前が行っても足手まといにしかならないと思う。悪いことは言わないから、俺と一緒に修行しよう。」

リーザ「つよーい!さすがお兄ちゃん!」

悟飯「リーザ。お前も俺と一緒に修行するんだぞ?」

リーザ「うん、わかってるよ。」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:46:19 ID:A7IbFm1e0
トランクス「な、なんだか変なことになってきましたね・・・。」

悟飯「ああ、俺もそう思う・・・。」

ギニュー「そうではない、こうだ!」ババッ

リーザ「こ、こう?」ババッ

ギニュー「うむ、そうだ!娘、お主なかなか筋がいいぞ!」

トランクス「それにしてもあのリーザって子、何者なんでしょう、悟飯さん?」

悟飯「ああ、そのことなんだが多分・・・フリーザの生まれ変わりなんじゃないかと思うんだ。」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 19:50:56 ID:A7IbFm1e0
トランクス「フリーザの!?え、でもあの人・・・。」

悟飯「ああ。俺も信じたくないが、多分フリーザは宇宙のどこかで死んだんだろう。あの子の気、フリーザとそっくりなんだ。」

トランクス「俺たちの恩人なのに・・・。」

悟飯「さっきギニューから聞いたんだが、フリーザは人造人間を倒した後、本星に帰ったんじゃないかって言ってた。」

悟飯「地球を発つときのフリーザからはもう以前の悪い気はしなかったから、たぶんその星で・・・。」

トランクス「そうですか・・・。」

悟飯「でも、他の奴らがこの星の攻めて来ないところを見ると、何か大きい戦いがあったに違いない。」

悟飯「今、その星がどうなっているかわからないが・・・あのフリーザの部下のギニューをそのまま見送るわけにはいかない。」

悟飯「リーザの修行は、まぁモノのついでだ。あの力を正しいことに使ってもらいたいからな。」

トランクス「俺も手伝いますよ、悟飯さん。」

悟飯「ああ、頼む、トランクス。」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:15:30 ID:A7IbFm1e0
半年後――― 

ブルマ「待たせたわね。明日で、宇宙船の充電が完了するわ。」

ギニュー「おお、本当か!本当に何から何まで世話になったな、女!あの時は悪いことをした。」

ブルマ「もういいわよ、昔のことは。そんなことより、フリーザの事、お願いね。彼の話は聞いたでしょう?」

ギニュー「うむ。正にフリーザ様らしい、勇猛な戦いぶりを悟飯から聞かせてもらったぞ。」

悟飯「そうか、明日か・・・それならギニュー。最後に、俺ともう一度組み手するか。」

ギニュー「ふふふ、悟飯よ。オレに稽古を付けたこと、後悔させてやるぞ。」

リーザ「・・・・・・。」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:18:08 ID:A7IbFm1e0
悟飯「行くぞ!」

ギニュー「来おおおおい!」

悟飯「はぁっ!」

バッ バシュ、ズドォン!!

ギニュー「ふ、はぁ、だだだ!!」

悟飯「てい、ふっ、でや!!」

バババ、バキ、ドシュウ!

ギニュー「ははは、悟飯、破れたり!!」

ヒュ、ズンッ!!

悟飯「ぐっ・・・!」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:20:42 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「はぁ、はぁ・・・どうだ、悟飯?これでも、オレがフリーザ様の足手まといになると言うか?」

悟飯「いや・・・半年前からは想像できないほど強くなった。お前も、天才なんだな。」

ギニュー「いや、そんなに褒めるでない。さて、フリーザ様に会う時が楽しみだ!」

リーザ「ギニューさん、どこかに行っちゃうの?」

悟飯「ギニューは、元々仕えていた主の所に戻るんだよ。」

リーザ「そうなんだ・・・。」

リーザ「・・・・・・・・・。・・・ねぇ、お兄ちゃん。」

悟飯「ん?」

リーザ「わたし・・・ギニューさんについて行っちゃダメ?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:23:34 ID:A7IbFm1e0
悟飯「・・・ついて行きたいのか?」

リーザ「うん・・・なんだか、ギニューさんのこと、放っておけないの。」

悟飯「リーザも、冒険したい年頃なのか・・・。」

悟飯「リーザ。宇宙は怖いぞ?寂しくなって振り返っても、暗闇が広がるだけだ。それでも、行きたいか?」

リーザ「うん・・・大丈夫。ギニューさんがいれば、わたしは寂しくないから。」

悟飯「そうか・・・なら、俺は止めないさ。」

リーザ「本当っ?」

悟飯「ああ。ただし、約束だ。駄々をこねてギニューを困らせたりするなよ?」

リーザ「うん!ありがとう!」

悟飯「ギニューにもその事を言っておいで。」

リーザ「うんっ!」タッタッタ・・・
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:25:50 ID:A7IbFm1e0
トランクス「いいんですか、悟飯さん?」

悟飯「ああ。薄々と、リーザがそう言いだすんじゃないかとは思っていた。」

悟飯「なに、ギニューもリーザも、半年の間に相当強くなったさ。それに、気に関しても二人に教えてあげた。」

悟飯「フリーザの身に何があったのかは知らないが、あの二人なら大丈夫だろう。」

トランクス「そうですか・・・。」

ギニュー「ふはは!お主、まだ子供なのに見上げた根性だな!!いいだろう、オレにどこまでもついて来るがいい!」

リーザ「うん!」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:27:47 ID:A7IbFm1e0
翌日―――

悟飯「リーザ、元気でやるんだぞ。」

リーザ「うん・・・悟飯お兄ちゃんも、元気でね。」

悟飯「ギニュー、ちょっとこっちに。」

ギニュー「ん?なんだ、こそこそと。」

悟飯「ああ。冷静になって聞いてくれ。あの子・・・リーザは多分、フリーザの生まれ変わりだ。」

ギニュー「な、なんだと!?」

悟飯「落ち着けギニュー!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:30:09 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「で、では・・・フリーザ様は死んだと言うのか、貴様は!?」

悟飯「それを確かめる意味も込めて、お前が行ってくれ!もしそうじゃなかったら、俺が言ったことは全て忘れてくれて構わない。」

ギニュー「・・・むむむ・・・・・・・・・まぁ、いいだろう。」

ブルマ「二人とも―!準備、終わったわよ!」

悟飯「はーい、すみませーん、今行きまーす!」

悟飯「わかったな?そのことも踏まえて、リーザはお前が守ってやってくれ。いくら強いと言っても、あの子はまだ幼い子供だ。」

ギニュー「ああ、わかった。任せておけ。」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:32:26 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「そうだ、ブルマ。」

ブルマ「何?」

ギニュー「できるのなら、スカウターをいただけるとありがたいのだが・・・。」

悟飯「スカウター?」もうお前も気を察知することはできるはずだろう?」

ギニュー「うむ、そうなのだが・・・。」

ブルマ「まぁいいじゃない、悟飯くん。今持ってくるわ。」

タッタッタ・・・

ブルマ「はい、お待たせ。わたしの方で改良に改良を重ねてるから、相当高い数値まで測れるようになってるわよ。」

ギニュー「おお、そうか。ありがたい。」カチャカチャ

ギニュー「やはりこれをつけていると落ち着くな。」キランッ
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:33:56 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「では、悟飯よ。本当に感謝するぞ。機会があれば、再びこの地球に来よう。」

悟飯「ああ。ギニューもリーザも、元気でな。」

ギニュー「うむ。さあ、遥かなる宇宙へと旅立とうではないか!!」

ウィィィィン・・・ガコォン

ギニューとリーザを乗せた宇宙船は、宇宙へと飛び立った。
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:38:14 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「本星の座標を入力・・・到達予測、約2ヶ月後か。相当離れているはずなのに、地球の技術も侮れんな。」

ギニュー「待っていてください、フリーザ様!このギニュー、今参りますぞおおお!!」

リーザ「わたしもギニューさんと一緒に参りますぞー!」

ギニュー「リーザもノリがいいな!」

リーザ「えへへ。」

ギニュー「本星に着いたら戦闘になる可能性もある。そうなったらリーザは後方に下がっていろ。」

リーザ「ううん、大丈夫。わたしも、トランクスと修行して強くなったんだから!」

ギニュー「そうか。頼もしい限りだな。」

ギニュー(見たところ、地球人自体が戦闘タイプの生き物ではないのだろうな。)

ギニュー(だがこの少女は、それを遥かに上回る力を持っている・・・悟飯がこの子をフリーザ様の生まれ変わりと言うのも理屈ではそこからだろう。)

ギニュー(でもフリーザ様はきっと生きている!オレはそう信じていますぞ、フリーザ様!)
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:40:36 ID:A7IbFm1e0
2ヶ月後、混合惑星フリーザ(旧・惑星コルド)―――

ギニュー「着いたか、本星・・・来るのは初めてだ。」

ギニュー「しかし、なんだこの荒れ具合は・・・?」

リーザ「・・・・・・・・・。」

ギニュー「うん?どうしたリーザ。随分と大人しいではないか。」

リーザ「え?あ、うん。なんだか落ち着くところだなぁって思って。」

ギニュー「落ち着く?」

リーザ「うん、なんでだろうね。」

ギニュー「ふむ・・・。」

??「あ、あなたは!?」

ギニュー「む?」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:43:27 ID:A7IbFm1e0
異星人「ギニュー様・・・ギニュー様ですね!?」

ギニュー「なんだお前は?」

異星人「申し遅れました。私、『フリーザ軍』の末端の戦士であります。」

ギニュー「フリーザ軍だと?」

異星人(以下フリーザ兵1)「はい。現在我々フリーザ軍は、ある部隊に襲われて星間戦争中なのです。」

ギニュー「詳しく話を聞かせてもらおうか。おい、リーザ!行くぞ!」

リーザ「う、うん!」

フリーザ兵1「こちらの方は?」

ギニュー「気にするな。オレの連れだ。」

フリーザ兵1「そうですか。では、私についてきてください。」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:46:04 ID:A7IbFm1e0
フリーザ軍・砦―――

フリーザ兵1「こちらの部屋でお待ちください。今、我々フリーザ軍のリーダーを連れてまいります。」

ギニュー「ああ。」

ギニュー(しかし・・・天下のフリーザ軍のはずなのに、一体何を苦戦しているのだ?)

ギニュー(確かに昔のナメック星での戦いで我らギニュー特戦隊を含む幹部の大半は死亡しただろうが・・・)

ギニュー(それでもフリーザ軍の規模は相当なもののはずだ。)

ギニュー(フリーザ軍・・・当然リーダーはフリーザ様だろうな。)

フリーザ兵1「お待たせしました。」

ギニュー「む、来たか。」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:48:17 ID:A7IbFm1e0
??「こんにちは。」

ギニュー「・・・?貴様、誰だ?フリーザ軍のリーダーはどうした?」

??「ボクがフリーザ軍のリーダーです。」

ギニュー「なに・・・?」

リーダー「ギニュー様ですね。お戻りになられて、我々も大変嬉しく思います。」

ギニュー「ちょ、ちょっと待ってくれ!貴様がリーダーだと!?なら、フリーザ様はどこに行ったのだ!?」

リーダー「ご存じないのですか?」

ギニュー「詳しく話をしろ!場合によっては貴様ら、ただでは済まさんぞ!!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:52:14 ID:A7IbFm1e0
リーダー「気をお鎮めください、ギニュー様。フリーザ様はもう何年も前に、お亡くなりになられました。」

ギニュー「なっ・・・!」

リーダー「今からボクがする話を、信じるか信じないかは貴方次第です。ですが、これは事実です。」

ギニュー「・・・・・・・・・。」

リーダー「フリーザ様には二人の肉親がいました。コルド大王様と、クウラ様です。」

リーダー「ある日唐突に帰ってきたフリーザ様は、平穏な暮らしを求めると言ってコルド大王様とクウラ様に戦いを挑みました。」

リーダー「フリーザ様はコルド大王様の力を遥かに凌駕していました。」

リーダー「ですが兄のクウラ様とは力が互角だったようで、お互いに一歩も引かない戦いになりました。」

リーダー「そして激戦の末、クウラ様をも打ち破ることに成功したのです。」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:55:55 ID:A7IbFm1e0
リーダー「ですが二人を相手にしたフリーザ様は、ついに力尽き・・・。」

ギニュー「・・・そうだったのか。」

リーザ「じゃあ、そのフリーザさんのお墓はどこかにあるの?」

リーダー「ええ、あります。今、そちらにご案内いたします。」

ギニュー「フリーザ様は・・・最期まで勇猛果敢に戦い抜いたのだな・・・。」

リーダー「ええ。力で抑えつけるクウラ様やコルド大王様を倒してくれたフリーザ様は、今や我々の間では英雄として祀られています。」

リーダー「しかし、ギニュー様のように真にクウラ様やコルド大王様を崇拝していた幾らかの部下たちはフリーザ様の死と共に姿をくらましました。」

リーダー「現在我々が戦っているのは、その方たちなのです。」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 20:59:15 ID:A7IbFm1e0
リーダー「こちらの先に、フリーザ様のお墓があります。では、ボクはミーティングルームに戻っていますので・・・。」

ギニュー「ああ、御苦労だったな。」

一本の細い通路を、リーザと二人で歩いていくギニュー。やがて、一つの小さな墓が見えてきた。

ギニュー「・・・『我らが英雄フリーザ ここに眠る』・・・か。」

リーザ「・・・・・・。」

リーザはギニューの隣に立ち、両手を合わせて黙祷を捧げている。

リーザ「この人が、ギニューさんの主だった人?」

ギニュー「ん・・・ああ、そうだ。そして、お前の第三の親とも呼べる存在だぞ。」

リーザ「え・・・?」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:00:49 ID:A7IbFm1e0
リーザ「どういうこと?」

ギニュー「ああ、お主は、このフリーザ様の生まれ変わりだろうな。悟飯も、そう言っていた。」

リーザ「わたし、そんなのじゃないと思うけど・・・。」

ギニュー「オレや悟飯がそう勝手に思い込んでいるだけだ。」

リーザ「・・・そっか。まぁ、別に気にしないけど。」

ギニュー「よし、それではリーダーの所に戻ろう。」

リーザ「うん。」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:04:48 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「リーダー。フリーザ様を丁重に弔ってくれたようで、感謝するぞ。」

リーダー「いえ、とんでもない。」

ギニュー「それで、その星間戦争についてなのだが・・・。」

リーダー「ええ。何か?」

ギニュー「オレとリーザもフリーザ軍に編入させてもらえんかな?」

リーダー「それはもちろんです!フリーザ様の一番の部下だったあなたが加わってくれるなら、この戦争勝ったも同然です!」

ギニュー「それで、現在の状況はどうなっているのだ?」

リーダー「ええ。現在、我々フリーザ軍と相手側・・・コルド一味崇拝部隊の彼我戦力は、大体5:1程です。」

リーダー「数では我々が勝っているのですがね。」

リーダー「我々は末端の下級戦士ばかりなのに対し、相手部隊はそのほとんどが幹部クラスの強さを持っていまして。」

リーダー「単純な戦闘力の差で勝てずにいるのです。」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:09:00 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「なるほど。ちなみに、お主の戦闘力はどれほどなのだ?」

リーダー「恥ずかしながら・・・1万程です。これでも我らフリーザ軍の中では一番戦闘力が高いんですけどね。」

ギニュー「・・・それに対し、相手側の戦闘力は?」

リーダー「現在調べがついている中で一番戦闘力数値が高かったのは確か・・・10万程ですね。奴らも修行を重ね、相当のパワーアップを果たしています。」

ギニュー「ふむ・・・それほどの差がありながら、よくもまぁ今まで戦ってこれたものだな。」

リーダー「お恥ずかしい限りです。当初は戦力差が1000:1くらいだったのですけどね。」

リーダー「長年の間で少しずつこちらの戦力が削られてゆき、この3年でこれだけの数となりました。」

リーダー「ギニュー様が来てくれなければ、もうひと月と持っていなかったでしょう。」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:11:29 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「そうか・・・だが安心するがいい。オレが来たからにはもう安心だ!な、リーザ!」

リーザ「難しい話はよくわかんないけど・・・今のギニューさんの戦闘力がいくつだったっけ?」

ギニュー「地球を出るときに測った数値は420万だったかな。」

リーダー「それは素晴らしい・・・!」

ギニュー「ぬはははは!大船に乗ったつもりでいるといい!」

リーザ「ちなみにね、わたしの戦闘力は53万だったよ。」

リーダー「頼もしいお二方ですな。」

どぉぉぉ・・・ん
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:13:44 ID:A7IbFm1e0
フリーザ兵1「り、リーダー!奴らがまた攻めてきました!」

リーダー「なんだと!?」

ギニュー「ふむ、タイミングがいいな。ではいくとするか、リーザよ!我らがフリーザ軍に入ってからの初陣だ!!」

リーザ「おー!」

フリーザ兵1「おお、さすがリーダー!ギニュー様が我らの味方になってくれるよう話をつけたんですね!」

リーダー「元々フリーザ様の部下だったんです。当然と言えば当然かもしれないですね。」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:16:18 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「敵は・・・あっちの方角か。気を察知する、か。便利だな。」

リーザ「結構数が多いね?」

ギニュー「そうだな。だが、気の大きい奴はいないな。」

リーザ「よーし、やるぞー!」

ギニュー「リーザよ。一人で戦ってみるか?」

リーザ「え?わたしひとりで?大丈夫かな・・・?」

ギニュー「この程度ならば問題はないだろう。やってみるか?」

リーザ「わかった。でも、わたしが危なくなったら助けてね?」

ギニュー「当然だ。」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:20:17 ID:A7IbFm1e0
コルド兵1「うはは、行くぞ!腐抜けたフリーザ軍の奴らを血祭りにあげてやれ!」

リーザ「待ちなさい!」

コルド兵2「む?誰だ!?」

リーザ「よくぞ聞いてくれた!わたしこそは、フリーザ軍に咲いた一輪の花!その名もリーザ姫よ!」ババッ

ギニュー「完璧だ・・・!リーザよ、完璧な名乗り、完璧な振り付けだ!!オレは感動したぞ!!」

コルド兵1「リーザだぁ?おいおい、ガキじゃねぇか。悪いことはいわねぇから大人しくママのとこに帰れよ!ひゃはは!」

リーザ「むむむ・・・いいからかかってきなさいよ、あんたたち!平和に暮らしてる人たちを襲うなんてサイテーなんだから!」

リーザ「正義の力を見せてあげる!」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:23:00 ID:FTac4LTZ0
その辺はギニュー仕込みか
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:24:05 ID:A7IbFm1e0
コルド兵3「おいおい、この人数を相手に一人で戦うつもりかぁ?」

リーザ「ふん、あんたたちなんて、わたしひとりで十分よ!」

コルド兵2「言ったな?おい、行くぜお前ら!」

軍勢「おーーーーーーーーー!!!」

数十はいるであろう軍勢が、たった一人のリーザへと襲い掛かる。

リーザ「むぅーー・・・てい!」ブゥゥ・・・ン

リーザは上空に指を突き付け、、小さなエネルギーボールを作り上げた。

リーザ「えい!」

その腕を、ピンと伸ばしたまま押し寄せる軍勢めがけ倒した。

ひゅううう・・・
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:29:02 ID:A7IbFm1e0
コルド兵1「ははは!ちいせぇエネルギーボー・・・ル・・・?」

ごおおおおおおおおおお!!!

放たれたエネルギーボールは地上に近づくにつれて大きくなり、やがて軍勢を丸々飲み込めるほどの大きさになった。

コルド兵1「おおおおお!?なんだこれはああああああああああああ・・・・・・」

ずごおおおおぉぉぉぉ・・・

軍勢の中心に落ちたエネルギーボールは、その全てを飲み込んだ。砂煙がひくと、そこには全ての軍勢がその場に倒れていた。

リーザ「勝利―!フリーザ軍のみなさん、全員ひっ捕らえちゃってください!」

リーザの号令で、あたりに隠れていたフリーザ軍が出てきて全員を縄で縛りつける。

リーザ「勝利ー!ギニューさん、見てた!?」

ギニュー「ああ、見ていたぞ!やはりあの程度では敵ではないな。」

リーザ「あいつら、わたしのことを怒らせるようなことを言ってつい力入っちゃったけど・・・悪いことしちゃったかな?」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:33:28 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「気にする事はない。こちらが戦力に乏しいことを知ってこうして襲ってきているのだ。むしろ、命があってありがたいと思ってもらわねばな。」

ギニュー「さて、では砦に戻るとするか!」

砦―――

ギニュー「む?なんだか騒がしいな。お、リーダー!一体何があった?」

リーダー「あ、ギニュー様!大変です!先ほど奴らから通信がありまして、全戦力がこちらに向かっている、と!」

ギニュー「なんだと!?」

リーダー「我らも打って出ます!ギニュー様とリーザ様も、ご助力の程をよろしくお願いします!」

ギニュー「うむ、わかった!リーザよ、行けるな!?」

リーザ「うん、大丈夫だよ!」

リーダー「ありがとうございます、お二方とも。奴らが指定したポイントに向かいます!我らについてきてください!」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:37:16 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「無数の気が・・・近づいているか・・・。」

リーザ「数は・・・軽く見積もっても200ってところかな?」

リーダー「その気を察知するという能力・・・よろしければこの戦いの後に我々にもお教えいただけないでしょうか?」

ギニュー「ああ、スカウターいらずだ。非常に便利だぞ。」

リーダー「それから、リーザ様。」

リーザ「えっ、わたし?なに?」

リーダー「今後は、あなたが我々を仕切っていただけないでしょうか?」

リーザ「えっ・・・?」

リーダー「既に我ら、全員が了承済みです。あとはあなたが頷いていただければ、我らのリーダーはあなたです。」

リーザ「でも・・・どうして急に・・・?」

リーダー「それは・・・恐らく、リーザ様もお分かりになられているはず。」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:40:47 ID:A7IbFm1e0
リーダー「あなたは・・・どこか我らの主、フリーザ様に似ています。あなたならば、この惑星を纏め上げられると皆思っています。

リーザ「えー・・・と・・・。」

リーザはちら、とギニューの方を見る。

ギニュー「リーザの好きにすると良い。オレは反対せん。」

リーザ「じゃあ・・・わたしなんかで良ければ・・・。」

リーダー「ありがとうございます、リーザ様。では今後はボクの事は、リーダーではなくスカットとお呼びください。ボクの名です。」

スカット「みんな、聞いてくれ!たった今から、リーザ様が我らのリーダーだ!」

軍勢「リーザ様に栄光あれええええええええええ!!」

ギニュー「リーザ、答えてやれ。」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:43:32 ID:A7IbFm1e0
リーザ「えっとえっと・・・わたしじゃリーダーは務まらないかもしれないけど、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします!」

軍勢「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

スカット「さて、来ましたね・・・。招かれざる客が。」

ゴォォォォォ・・・・・・

空から、無数の宇宙船が降りてくる。

ギニュー「わざわざ行儀よく待ってやる必要もない。ふん!バシュウ!

ヒュウウ・・・ドォォン

その中の一つを撃ち落とす。

ギニュー「うん?」

撃ち落とした宇宙船の煙の中から、いくつかの影が地に降り立った。
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:48:11 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「なるほど・・・この程度のエネルギー波では死なんということか。これは面白い。」

撃ち落とすのをやめ、全ての宇宙船が地上に降り立つのを待つ。やがて全ての宇宙船から異星人がぞろぞろと出てきて、整列する。

崇拝部隊長「フリーザ軍に告ぐ!我々に大人しく降伏するならば、命だけは保障してやる!我らと共に、再び宇宙の頂点に立とうではないか!」

整列した部隊の中から出てきた隊長らしき者が、大きな声でフリーザ軍に告げる。

スカット「行きましょう、皆さん!」

その勧告を聞き終えることなく、スカット率いるフリーザ軍は突撃を始めた。

ギニュー「相容れん・・・と言うことか。」

リーザ「わたしたちもいかなきゃ、ギニューさん!」

ギニュー「ああ、わかっている!」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:52:08 ID:A7IbFm1e0
リーザ「えい!」

コルド兵「ぐぅっ!」ドサッ

ギニュー「そらそらそら!!」

コルド兵複数「ぐは!」「がぁっ!」「おぐっ!!」ドサドサドサッ

リーザ「一人一人が強い・・・!」

ギニュー「弱音を吐いている場合ではないぞ!はっ!」

コルド兵「ごぁ・・・っ」ドサッ

リーザ「わかってる・・・けどっ!」

コルド兵「あがぁ!!」ドサッ

リーザ「ところで、スカットさん、は、どこにいったんだろうっ!?」

ギニュー「さて、な!どこかでリーダー同士、戦っているのかも知れんぞ!」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:54:50 ID:A7IbFm1e0
崇拝部隊長「スカット・・・やはりお前がフリーザ軍のリーダーだったか。」

スカット「今はもう違いますよ。リーダーはリーザ様に受け渡しました。」

崇拝部隊長「リーザ様?」

スカット「どこかフリーザ様に似ておられるお方です。ボク亡き後は、彼女がこの惑星を治めてくれるでしょう。ボクはもう用済みと言うわけです。」

崇拝部隊長「ははは!ならば、ここでその命散らしてくれるぞスカット!」

スカット「ただで死ぬつもりはありません。あなたも道連れにします・・・!はあぁぁ・・・!!」

ぐぐぐっ・・・!

崇拝部隊長「・・・!?お、お前・・・変身型の宇宙人だったのか・・・!?」

スカット「ここで・・・コルド一味の野望は完全に終焉を迎えることになるのです・・・!クウラ様の側近だった貴方もここまでですよ・・・!」

スカット「サウザー・・・!!」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:59:06 ID:PVCioZ3z0
いいねぇこの展開
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 21:59:32 ID:A7IbFm1e0
サウザー「くっ・・・貴様が変身したところで、どうせ大した戦闘力には・・・。」

カチッ ピピピピッ

サウザー「な、なんだと・・・16万、17万・・・まだあがっていく・・・!?」

スカット「ボクと一緒にお前は死ぬんです・・・かぁぁ!!」

サウザー「くっ・・・オレ一人では負けるかもしれん・・・だが、他の奴を呼ぶと向こうの戦線が総崩れだ・・・!」

サウザー「オレも覚悟を決めなければいけないということか!行くぞ、スカット!」

スカット「がぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」

サウザー「うぉおおおおおお!!」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:02:24 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「はぁ・・・はぁ・・・。」

リーザ「はぁ、はぁ、はぁ・・・。」

ギニュー「ようやく終わったか・・・予想以上に疲れたぞ・・・。」

リーザ「わたしも、もう動けない・・・。」

ギニュー「だが、これでフリーザ軍の勝利だろう・・・スカットはどこかにいるか・・・?」

リーザ「あっちの方で、結構大きめの気を感じたんだけど・・・。」

ギニュー「リーザ、お前はここで待っていろ・・・。オレは、様子を見てくる・・・。」

リーザ「よろしく、ギニューさん・・・はぁ。」バタッ

疲れ果てたリーザは、その場に倒れこんで眠りについた。
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:07:08 ID:A7IbFm1e0
ギニュー「この辺りか・・・む!」

ギニュー「いた・・・スカット・・・?と、相手側の隊長・・・鉄仮面が取れて素顔が・・・!?こ、こいつはサウザー!!」

ギニュー「スカット「お前は変身型の宇宙人だったのか・・・。しかも、変身形態は命を削る姿のようだな・・・。」

スカット「ぐぅ・・・!」

ギニュー「! スカット!生きているのか!?」

スカット「これはギニュー様・・・無様な姿をお見せしてしまいましたね・・・。」

ギニュー「そんなことよりも、早く変身を解け!このままではお主、死んでしまうぞ!」

スカット「はは・・・・・・いいんですよ。初めから、ボクの死に場所はここだと決めていましたから・・・。それに、体が動かない・・・・・・。」

ギニュー「スカット・・・!」

スカット「リーザ様と、これからのことを・・・・・・お願いしましたぞ、ギニュー様・・・。」パタッ・・・

ギニューに握られていた手が、力なく地面に落ちた。

ギニュー「ああ、任せておけ・・・!」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:10:07 ID:A7IbFm1e0
10ヶ月後―――

ギニュー「リーザ。地球行きの宇宙船の準備ができたぞ!」

リーザ「うん、ありがとうギニューさん。」

ギニュー「この最新型の宇宙船ならば、一週間もあれば地球に到着するだろう!」

リーザ「そっか。お兄ちゃんと会うのも、一年ぶりになるのか・・・。」

ギニュー「リーザにとっては激動の一年だっただろう。」

リーザ「そうだね。でも、ギニューと一緒だったから、楽しかったよ!」

ギニュー「そう言ってくれるとオレも嬉しい限りだな。」

リーザ「じゃ、そろそろ出発しようかな。」

ギニュー「うむ。ではお前ら。我らが留守の間、この星のことは任せたぞ!」

兵「お任せください!では、行ってらっしゃいませ!リーザ姫、ギニュー総隊長!」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:15:00 ID:A7IbFm1e0
こうして、宇宙に平穏が訪れた。

コルド一味崇拝部隊は壊滅し、崇拝思想を持つ者は完全にいなくなった。

混合惑星の新しいリーダーにはリーザが着き、惑星の者にはリーザ姫と称えられ、星の名も惑星リーザと更にその名を変えた。

リーザがフリーザの生まれ変わりだと言うことは、リーザもそれが一番と言うことで多数の物には掲示されなかった。

しかしやはりどこか通じるところがあるらしく、フリーザを崇拝していた者達は例外なくリーザを慕っている。

リーザとギニューには放浪癖がついたようで、星の者公認で出かけることもあれば、お忍びで出かけることも少なくなかった。

リーザ「よーし!今日は西の銀河の方に行ってみよー!」

ギニュー「どこまでも着いていくぞ、リーザよ!はっはっはー!」

二人の当ての無い放浪は今日も続くのであった―――

終わり
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:17:43 ID:mNJaNU6EO
おつかれさん
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:19:44 ID:A7IbFm1e0
うーんなんか中途半端な時間に終わってしまったな
ついでだから、フリーザが死んでからあの世でなにがあったのかも書こうかね
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:22:36 ID:A7IbFm1e0
フリーザ死亡後・・・

悟空「いやぁ、おめぇホント強くなったなぁ。オラと互角だとは思わなかったぞぉ。」

フリーザ「ふん、いつまでも負けっぱなしはボクの性に合わないんでね。」

閻魔大王「終わったか、孫悟空?」

悟空「あ、閻魔のおっちゃん!ああ、終わったぞー!」

フリーザ「閻魔・・・?」

閻魔大王「そうか。ならフリーザ、とりあえずワシのいつところまで来い。」

シュン

フリーザ「むぅ!?」

悟空「オラも一緒か?」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:26:46 ID:A7IbFm1e0
閻魔大王「さて、フリーザよ。お主の行き先だが・・・。」

フリーザ「わかっています。ボクは地獄行き、ですね?」

閻魔大王「うむ。地球を救った功績とお主の父、兄を倒した功績の二つは確かに大きいが、それでも天国にやれるほどではない。」

フリーザ「わかっていたことです。地獄には、パパやお兄さん、それにサイヤ人の皆さんもいることでしょう・・・。」

フリーザ「むしろ、ボクの罪滅ぼしはここから始まると言っても過言ではないでしょうねぇ。」

閻魔大王「ただ、先の二つの功績だけでは足りぬが・・・。孫悟空。そこで、お前を呼んだことにつながるのだ。」

悟空「なんだ?閻魔のおっちゃん。オラにできることなら、なんでもやっぞ!」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:31:10 ID:A7IbFm1e0
閻魔大王「今までフリーザが犯してきた罪は、確かに計り知れないほど大きい。だが、孫悟空、お前がフリーザの身を案じるのなら、生まれ変わらせてやることもできるのだ。」

悟空「オラの一言で決まるってーことか・・・。」

フリーザ「ボクが、生まれ変わる、ですか・・・。ですが、もうボクが生きていても、やることがありませんよ。」

閻魔大王「お主はとりあえず、地獄に行っておれ。決めるのは孫悟空だ。」カチッ

パカッ

フリーザ「!? う、うおおおおおおおおぉぉぉぉぉ・・・・・・。」ヒュウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・・・

悟空「そうだなぁ・・・難しいことを言うなぁ閻魔のおっちゃんも。」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:34:35 ID:A7IbFm1e0
悟空「フリーザが生まれ変わるって、また悪さしたりしねぇだろうなぁ?」

閻魔大王「その辺は大丈夫だ。記憶を無くし、魂を洗って、新しい生命体になるからな。ただ、あの化け物じみた強さまで消すことはできんから、生まれ変わっても力はあまり落ちないだろう。」

悟空「ん~・・・そんなことを、オラの勝手で決めていいんか?本当に。」

閻魔大王「すぐに決めろとは言わん。だが、なるべく早くにな。あまり長く地獄にいると、魂が洗えなくなるからな。」

悟空「わかった。じっくりと考えてみることにする。」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 22:37:11 ID:A7IbFm1e0
地獄―――

フリーザ「ここが地獄ですか・・・。」

グルド「あっ、フリーザ様!」

リクーム「フリーザ様も死んでしまったんですか!?」

フリーザ「おや、あなたたちは・・・特戦隊の皆さんではないですか。あなたがたも地獄に落ちていたんですね。」

ジース「ええ。でも、隊長がどこにも見当たらなくて・・・。」

フリーザ「ギニューさんが?」

バータ「ひょっとして隊長、まだいきてるんじゃないですかね?」

フリーザ「そうですか・・・生きているんなら、長生きして欲しいものですね。」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:12:59 ID:A7IbFm1e0
リクーム「なぁ、みんな。」ひそひそ 

リクーム「なんだかフリーザ様、様子が変じゃねぇか?」

ジース「ああ。なんか穏やかになったというか、邪悪さがなくなったと言うか・・・。」

バータ「この前地獄に来た、フリーザ様の兄や父上とも関係あることじゃないのか?」

フリーザ「何をこそこそと話しているんですか、あなたたちは?」

リクーム「いえいえ、なんでもないですよー。あ、そうだ!フリーザ様!」

フリーザ「なんですか?」

リクーム「結構前に、あのベジータの野郎も地獄に落ちてきたんですよ!」

フリーザ「ほう、やはりですか・・・。」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:17:58 ID:A7IbFm1e0
フリーザ「で、そのベジータは・・・ん、あっちですね。何やら荒々しい気を感じますよ。」

グルド「えっ、ちょっと待ってくれ。なんで何も言ってないのに場所がわかったんだ?」ひそひそ

リクーム「ベジータ達も、似たようなことやってたじゃねぇか。多分フリーザ様も同じ技を身につけられたんだよ。」

バータ「へぇ、そりゃすげぇ。さすがフリーザ様だなぁ。」

フリーザ「何をしているんですか、あなたたち。あなたたちも一緒に行くんですよ。」

ジース「いや、それがですねフリーザ様・・・あいつ、やたら強くなっていて、近づきたくないというかなんというか・・・。」

フリーザ「そうですか。ならボク一人で行ってきます。」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:21:30 ID:A7IbFm1e0
フリーザ「ん・・・いたいた。何をやっているんでしょうかね?」

ベジータ「だだだだだだだだだだだだ!!!」バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ!!!

クウラ「はぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!」ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン!!!

フリーザ「・・・本当に何をやっているんですかね・・・。」

ベジータ「はぁ・・・はぁ・・・。くそったれぇぇぇぇ!!まさかあのフリーザの野郎に兄貴がいやがったとはぁぁ!!」

クウラ「ふん、猿野郎が。いいようにフリーザに使われていた奴が、このオレにかなうはずがないだろう!」

ベジータ「黙りやがれええええ!!!」

フリーザ「・・・どうやらあの二人、喧嘩中のようですね。」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:25:06 ID:A7IbFm1e0
ピシュン

悟空「あちゃあー・・・やっぱベジータが暴れてたんかぁ。」

フリーザ「! 悟空・・・。なぜあなたまで地獄に?」

悟空「オラは特別だ。大界王様に、地獄で暴れてるやつがいたら取り押さえてくれって頼まれてるんでな。」

フリーザ「そうですか。しかし・・・あなたひとりでお兄さんとベジータを止められるんですか?」

悟空「ん~・・・ちょっと厳しいかもなぁ。」

フリーザ「ならばボクも手を貸しましょう。あなたはお兄さんを、ボクはベジータを止めます。」

悟空「おっ、そっか。サンキュー、フリーザ!」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:28:26 ID:A7IbFm1e0
悟空「そこまでだ、おめぇら!」

ベジータ・クウラ「!?」

悟空「地獄で暴れ回んなって何回言ったらわかんだ!!」

ベジータ「カカロット・・・それに、フリーザ・・・!?」

クウラ「ほう、フリーザ・・・よくもまぁこのオレの前に姿を現せたものだ。貴様への恨み、忘れてはおらんぞ!!」

フリーザ「そうですか、お兄さん。ですが、今回のあなたの相手はボクではなく悟空ですよ。」

悟空「そういうわけだ。フリーザの兄貴の力って奴、見してもらおうか!」

クウラ「くっくっく・・・サイヤ人の猿野郎か。生意気だな!!」ググググッ・・・
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:33:08 ID:A7IbFm1e0
ベジータ「フリーザか・・・わざわざこんな辺境まで、何の用だ?」

フリーザ「やれやれ・・・墓の前であげたお酒も、無意味ですか。」

ベジータ「なんのことだ!?ふん、今の俺なら貴様くらいわけはない!!くたばれフリーザ!!」バシュウウ!

フリーザ「やはりあなたも超サイヤ人に・・・どこまでも忌々しいですね、サイヤ人というのは。」

ベジータ「はぁっ!!」バキィ!!

フリーザ「ぬっ・・・!」ググッ・・・

ベジータ「っ!お、俺のケリを受け止めた・・・!?」

フリーザ「あなたは地獄で暴れていただけだから知らないかもしれませんがね、ボクはあなたを殺した人造人間を葬ってきたんですよ!」

ベジータ「なっ・・・なんだとぉ!?」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:35:19 ID:A7IbFm1e0
フリーザ「ふん!」ビッ

ドシュッ

ベジータ「かはっ・・・!」

ドサッ

フリーザ「ふぅ、安心しなさい。急所は外してありますからね。さて、悟空とお兄さんの戦いはどうなったか・・・。」

悟空「ぁぁぁあらああ!!」バキィィィ!!

クウラ「ぐっはぁ・・・!」

フリーザ「・・・あらかたケリがついたようですね。」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:38:04 ID:A7IbFm1e0
ベジータ「クソッたれ、俺はカカロットにもフリーザにも永遠に勝てんのか・・・!」ズルズル

クウラ「くそ、屈辱だ・・・!このオレが、こんな無様な姿をさらすことになるとは・・・!」ズルズル

ガシャァァン

悟空「ふぅ、全くホントにめんどくせぇ奴らだ。少しは大人しくしててほしいぜ。」

フリーザ「そうですね。ほっほっほ。」

悟空「まぁでも修行にはなるな!はははは!」

フリーザ(不思議ですね・・・あの時は殺したいほど憎かったこいつと、今は並び立って笑い合っているとは・・・。)
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:42:09 ID:A7IbFm1e0
悟空「じゃオラは大界王様に報告に行くからな!フリーザは地獄でくつろいで・・・ってのもおかしな話かな。」

フリーザ「いえ、そんなことはありませんよ。ボクが欲した平穏は、どうやらここでは手に入れられそうです。」

悟空「そっか。じゃな、フリーザ!」ピシュン

リクーム「フリーザ様!超サイヤ人のベジータをあんなに鮮やかに倒すなんて流石っすよ!!」

フリーザ「まぁ、所詮伝説は伝説ということですね。宇宙の帝王の名は伊達ではないということですよ。ほっほっほ。」

ジース「でもやっぱり変わられたよな、フリーザ様・・・。」

バータ「ああ、なんであのサイヤ人とあんなに親しげなんだよ・・・?」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23 23:45:42 ID:A7IbFm1e0
一週間後―――

閻魔「どうだ、孫悟空?フリーザの事、どうするか決まったか?」

悟空「ああ、閻魔のおっちゃん!ここ一週間、フリーザと一緒に地獄で暴れる奴らを取り締まって、わかったことがあっぞ!」

閻魔「なにがわかったのかは察しがつくが、まぁいい。言ってみろ。」

悟空「ああ。あいつ、もうわりぃ奴じゃねぇ。ピッコロとかと同じで、邪悪な心は消えたんじゃねぇかな?」

閻魔「お主もやはりそう思うか。で?」

悟空「ああ。あいつ、生まれ変わらせてやってくれ。それも、どこで・・・とかって指定できるんか?」

閻魔「ん?どこか要望があるのか?」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:01:26 ID:2GDViGfz0
悟空「ああ。あいつ、地球に生まれ変わらせてやってほしいんだ。ほら、地球には悟飯とトランクスがいんだろ?」

悟空「もし生まれ変わったフリーザが強くっても、二人がいるんなら止めることができると思うんだ。」

悟空「それに、話を聞くとギニューもまだ生きてるらしい。オラの勘が正しければ、もう一度だけ現世で大きい戦いが起こりそうなんだ。」

閻魔「・・・ふむ・・・。確かに、争いの火種は完全に消えてはいないようだな・・・。」

悟空「だろ?その戦いを納めるのに、きっとあいつの力が必要になってくると思うんだ。」

閻魔「そうか。わかった。じゃあ、フリーザをここに呼び戻すぞ。」パッ

フリーザ「・・・む。また、ここですか。」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:05:49 ID:2GDViGfz0
閻魔「フリーザ。お主の正式な判決が決まった。」 

フリーザ「・・・そうですか。そこの甘ちゃんが考えることですから、どうなのかはわかりますが・・・一応聞いておきましょう。」

閻魔「うむ。お主は、地球の女の子として生まれ変わる。」

フリーザ「女、ですか・・・それはまた微妙ですね・・・。」

閻魔「文句を言うでない。本来なら永遠に地獄から抜け出せないところを、色々な酌量があって生まれ変われるのだ。」

閻魔「それに、記憶もなくなるから自分が何者なのかすらわからなくなって生まれ変わるから心配ないわい。」

フリーザ「まぁ、いいでしょう。」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:09:33 ID:2GDViGfz0
閻魔「よし。おい、係員。こいつを連れて行ってくれ。」

係員「わかりましたおに。さ、フリーザ様、こちらですおに。」

悟空「フリーザ!」

フリーザ「! なんですか、悟空?」

悟空「地球のこと、トランクスのこと、悟飯のこと・・・それに、ギニューのこと。任せたぞ!」

フリーザ「ふっ、記憶をなくすのに任せるも何もないでしょう。でも、ま、一応任されましたよ。あなたはせいぜい天国でのんびりとくらすと良いですよ、悟空。」

悟空「オラもできりゃいきてぇんだけど、オラはあの世を守るからよ!頑張って来い!」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:12:33 ID:2GDViGfz0
フリーザ「わかりました。・・・・・・・・・あなたは、不思議な方ですね、孫悟空。どこか違うところで出会っていれば、あなたとは生きているうちにわかり合えたかもしれませんね。」

悟空「どうかなぁ。オラ難しいことはわかんねぇや。」

フリーザ「ふふふ、最後までふざけた野郎だ・・・。それでは、さようならですね、悟空。こうしてボクがフリーザとして話せるのは、これが最後ですね。」

悟空「ああ・・・そうなるな。ま、おめぇなら生まれ変わっても性格はかわんねぇかもしんねぇけどな!ははは!」

フリーザ「では・・・行きましょうか、係員。」

係員「わかりましたおに。」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:16:14 ID:2GDViGfz0
これで、フリーザのもしもの話はおしまいである。

フリーザ、そしてリーザ。彼らの物語は、もしかしたらすぐに忘れられてしまうかもしれない。

だが、ふとした時に、思い出してみてほしい。

フリーザとリーザが作り上げた、もうひとつのあったかも知れない物語を。

現世では、今日もどこかでリーザとギニューは笑い合っているようである―――

おしまい
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:18:31 ID:pcm7ILHW0
GJ
乙ー面白かったよ
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:19:07 ID:4B9zSqAW0
エエ話やなあ~
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:19:56 ID:guxT+6IG0
前回同様おもしろかったw明日5:45起きだけど最後まで見ちまったよ。。
次回作にも期待w
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24 00:20:03 ID:CulDTDW00
ヤバイめっちゃよかった。
乙!!

 

 

 

元スレ:ギニュー(この体になってからどれくらい経ったんだろう・・・)
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298452941/