1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:04:54 ID:RI92sMYB0
ジョセフ「DIOとの戦いが終わってはや数か月か…」

ジョセフ「しかしなんじゃこれは?」

SPW財団員「分かりません。かつて、貴方たちが死闘を広げたエジプト、『カイロ』のDIOの館にて発見されました」

SPW財団員「鞘です。それも何かの剣の」

ジョセフ「そりゃ、見れば分かるんじゃがのぉ…DIOの奴はこんな物まで集めておったのか?しかも今になって見つかるとは」

SPW財団員「それについてはなんとも…ですが、この事は貴方に教えた方が良いと思いまして。」

ジョセフ「ウム、ご苦労。出来れば至急この鞘について詳しく調べて欲しい」

SPW財団員「分かりました」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:09:24 ID:RI92sMYB0
―――空条家―――

ガラガラガラ....

ホリィ「!!」

ホリィ「(今玄関の開く音がしたわ。ああ、きっとそう、私の可愛い息子が返ってきたんだわ!)」

ゴトゴトゴト

ホリィ「(ああやっぱり。そうよ、今確信したわ。この足音からして…)」

ホリィ「おかえりなさーい!ジョータロー!!」

承太郎「……」

ホリィ「今日の学校はどうだった?もめ事を起こしてないようで何よりだし、今日の晩御飯は肉じゃがよ」

承太郎「………」スタスタ
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:14:24 ID:RI92sMYB0
ホリィ「あ、今日は疲れてるの?だったらごめんなさいね。最近は熱いしそうかもしれないわね。」

ホリィ「お部屋にはセンプウキと新しいクーラーを付けたのよー?どうせだったら、使ってみて」

承太郎「」テクテク

ホリィ「(…もう。承太郎ったら本当にシャイなんだから。でも、今日は暑いし本当に疲れてるのかも…)」

承太郎「じじいの所に行ってくる」

ホリィ「え?」

承太郎「じじいに呼ばれたんでな。」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:21:40 ID:RI92sMYB0
ホリィ「おじいちゃんに…?あー、あぁそうなの!良かったわ承太郎!私、てっきり疲れるものかと思っちゃって」

ホリィ「それだったら早めに向かった方がいいわねー。ほら、お母さんが鞄とか片づけるから、早く向かってあげて」グイグイ

承太郎「…いつに戻るかは分からんが、そういう事だ」

ホリィ「そんなの問題ないのよー?ほら早く行った行った!」

承太郎「ああ、じゃあな」スタスタ

ホリィ「はーい、行ってらっしゃーい!!」

ガラガラ、ピシャン

ホリィ「(…ああ。でもやっぱり心配だわ。また承太郎が何か大変なことに巻き込まれるかもしれないって…でも、おじいちゃんも居るし大丈夫かしら…)」

ガラガラガラ

承太郎「おい」

ホリィ「…あ、はい!?」

承太郎「今日は熱いからな。身体には気を付けろよ」

ガラガラガラ、スタスタ....

ホリィ「…………」

ホリィ「いぇ、イェ~ス!(ありがと、承太郎?)」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:29:36 ID:RI92sMYB0
―――――

――

ジョセフ「……おお、承太郎。すまんな。今日はガッコウなのに呼んでしまって」

承太郎「構わねえよ。で、一体なんだ?わざわざ呼ぶぐらいだ。だいたいの事は想像してるんだがよ」

ジョセフ「そうじゃの。早速本題を話すとして……まずは見せたいものがある。こっちじゃ」スタスタ

承太郎「…?」スタスタ

ジョセフ「承太郎。剣の鞘は知っているな」

承太郎「…なんのことだ?言っている意味がよく分からん。普通の、言葉通りの意味か?」スタスタ

ジョセフ「そうじゃ。剣の鞘、剣を収める道具として製造されてる。あの鞘の事じゃ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:38:31 ID:RI92sMYB0
承太郎「その鞘とやらがどうした?一体何を言いたいのか見当がつかんが…」

ジョセフ「たった最近、SPW財団の者から教えてもらったんじゃ。『カイロ』…あのDIOの館から一つの鞘が見つかった」

承太郎「DIOの館から…だと?」

ジョセフ「そうじゃ。まぁ、生前DIOは多くの物を集めていたしそれだけじゃ只の鞘として注目はされんかった」スタスタ

ジョセフ「ところが、そりゃわしでもちょっとは驚いたんでのぉー……財団の者が調べたらじゃな」

ジョセフ「その鞘は作られて凡そ『数百年』経っている」

承太郎「……つまりだ。その鞘は数百年も経っているのに埃ひとつなく、原型を保っているということか?スタスタ

ジョセフ「その通りじゃ。んで、その鞘が…」スタスタ、ピシ

ジョセフ「これなんじゃ」

それは奇怪だったッ! 眩しい、まるで光を放つかのような鮮明さでソレはそこにいた!
頑丈に保管された透明の箱の中、神秘性を漂わせる鞘が佇んでいた
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:47:17 ID:RI92sMYB0
承太郎「こいつが数百年もこの姿のまま保存されていた…鞘か?」

ジョセフ「数百年と言うのもあくまで目安じゃ。その辺りの年数が全く分からん」

ジョセフ「もしかすると遥か昔、太古の時代から存在していたものかもしれんということじゃ」

承太郎「…スタンドの一種かもしれねえな」

ジョセフ「じゃが…今の所なんにも危害を加えてないんじゃ。今もこうやって調査している所なんじゃが、全く反応を示さん」

ジョセフ「風化している様子もない。常識の範疇で考えればおかしいんじゃ。どうやって数百年前の物をこの状態で保存し続けられた?そんな技術力はない、昔には」

承太郎「……」

ジョセフ「ナチの科学力ならそれも可能かもしれんがな。なんちってー、ヒヒッ」

承太郎「これからこいつはどうするつもりだ?」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:54:36 ID:RI92sMYB0
ジョセフ「……ひとまずはこうやって調査を続けるつもりじゃ。悪いんじゃが承太郎、お前にはこいつを見張って欲しいんじゃ」

承太郎「見張るだと?」

ジョセフ「もちろんワシだって付き合う。じゃがの、財団の人間はゾンビじゃない。一日の活動には限界がきてしまう」

承太郎「その間に盗まれないよう見張る、ということか?」

ジョセフ「そうじゃ。一つ頼まれてくれんかの?ポルナレフも呼ぼうとしたんじゃが、何故か携帯がかからんので仕方なくお前を呼び出したんじゃ」

承太郎「ああ、いいぜ。別に構わねえが」

ジョセフ「そうか!よくぞそう言ってくれた!今日はもうすぐ夜じゃ、作業を中断して財団の者は帰るじゃろう。その時を頼んだぞ」

承太郎「ああ」

ジョセフ「まぁわしもおるんじゃが、どうじゃ承太郎?折角だからポーカーでもして見張りをせんか?」ニヨニヨ

承太郎「…緊張感のねえ野郎だ」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:01:43 ID:RI92sMYB0
夜―――

承太郎「…そういやじじい、ポルナレフの奴に連絡がつかないとか言ってたな?」

ジョセフ「ああ、お前より先にあ奴に電話したんじゃが…」

ジョセフ「『電話に出ることが出来ません』なんてコールを二十回以上も聞かされたんじゃ。別れる手前にあんなこと言ったが、携帯でも壊したかの」ゲタゲタ

承太郎「そうかよ。(…後で俺の方からも掛けてやるか。)」

ジョセフ「フィー…しっかし退屈じゃ。見張りと言ってもこんな物を盗む奴なんかいやしないじゃろうし、いつまで経っても調査の方も大きな進展もない」

承太郎「……」

ジョセフ「おお!気にせんでもいいんじゃ承太郎。後程、この鞘は本部の方に持ち帰って本格的に調査を進めることにしようかと思っておる」

ジョセフ「その間まで、悪いが付き合ってくれ」

承太郎「……」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:05:31 ID:Uuuert450
DIO死んだあとか…
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:06:09 ID:ePKDWFKw0
つまりすでに時が止められると
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:14:45 ID:RI92sMYB0
承太郎「」スタ

ジョセフ「どうした承太郎?」

承太郎「いや…なんでもないが。この鞘、少しぐらい触っていいか?」

ジョセフ「構わんぞ。実を言うとわしも少しぐらい触ったんじゃが何より手触りが良くての…」

ジョセフ「スイッチはここか…ほっ。」ポチ

ジョセフ「よしよし、箱は開いた…じゃがどうしたんじゃ承太郎。スタンドであればわしが触った時に反応すると思うんじゃが」

承太郎「スター・プラチナの視力でこいつを見てみる。もしかしたら、何か手がかりになるかもしれねーからな」

ドキュウ~~ン カシャ、シャカ....

承太郎「(外見に目立った様子はない)」カシャカシャ

ジョセフ「どうじゃ承太郎?」

承太郎「不審な点は見当たらねえな。次は……」


その時だった!承太郎が鞘に触れた瞬間、部屋全体を光が覆ったッ!
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:30:50 ID:RI92sMYB0
承太郎「っ!?」

ジョセフ「な、なんじゃ一体!!これはッ!!」

バシュウゥウウッ! ゴゴゴゴ....

???「……」

承太郎「こいつは…」

ジョセフ「承太郎!いったい、一体何をした!!て、敵かあれは…?」

承太郎「鞘に触れただけだぜ…やれやれ、どうやら厄介な目にあいそうだ」

???「――問おう」

ジョセフ「…?」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:32:15 ID:RI92sMYB0
???「貴方が、私のマスターか?」ジロ

ジョセフ「な、なんじゃと……こいつは、何を言っている!!?」

承太郎「……やれやれだぜ」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:43:26 ID:RI92sMYB0
ジョセフ「マスター…じゃと…?今承太郎に対して、こいつはそう言ったように聞こえたんじゃが…」

???「…」

承太郎「…おい」

???「はい、なんでしょうか」

承太郎「てめーは何者だ?生憎、こっちは訳が分からないもんでな」

???「申し遅れました。我が名はセイバー、騎士のサーヴァントとして聖杯に招かれた身。」

セイバー「そして、貴方が私のマスターだ。共に、聖杯戦争を勝ち抜いて頂きたい」

ジョセフ「……お、おい承太郎…こりゃもしかすると…」

承太郎「なんだ?」

ジョセフ「この嬢ちゃん…頭がおかしいんじゃないかの…?それとも、これは夢とかなんとか…」

承太郎「…やれやれだぜ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:52:00 ID:RI92sMYB0
ジョセフ「じゃがのぉ…わしも歳か、今まで多くのスタンド使いや究極生物とやらを見て来たんじゃが――」

承太郎「セイバー、とか言ったな?その聖杯戦争やらは何だ」

ジョセフ「………」

セイバー「…えっ?」

承太郎「?」

セイバー「ご存じ…ないのですか?マスターである貴方が聖杯戦争の事に関して無知な訳がない。冗談は止めて頂きたい」

承太郎「冗談も何も訳の分からんことを言ってるはそっちの方だがな。聖杯戦争?サーヴァントだと…?」

セイバー「……そうですか。本当に何も知らないようですね」

ジョセフ「…ま、待ってくれ。わしの頭じゃ何がなんやら…えーと、もう一回言ってくれんかの。えーと、セイバーちゃん?」

セイバー「聖杯戦争とサーヴァント、マスターの事です。貴方は分かるのですか?」

ジョセフ「フムフム……いや全く」メモメモ
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:54:20 ID:fYC48mlr0
ジョwwwセwwwwフwwwww
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:10:05 ID:RI92sMYB0
―――――

――


セイバー「…と言う事です。その腕に刻まれた令呪が我がマスターの証。」

ジョセフ「つまりじゃ。承太郎はあんたと…セイバーちゃんと力を合わせて聖杯とやらを勝ち取ればいいんじゃな?」

ジョセフ「承太郎以外にもマスターとやらになっている奴らは6人居てその中で勝ち上がっていくと…」

セイバー「その通りです」

承太郎「(面倒な事に絡んだな…こんな事にするつもりは全くなかったんだが)」

セイバー「大方説明はし終えたと思いますが何か質問は。」

ジョセフ「いやー、これ以上は何もないの。なぁ承太郎?」

承太郎「ああ」

セイバー「そうですか、なら良かった。では指示をマスター」

承太郎「…そのマスターとか言うのは止めな。気になって仕方ねえ」

セイバー「そうですか……では承太郎。これで宜しいでしょうか」

承太郎「……」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:21:53 ID:RI92sMYB0
セイバー「無言は肯定の意と受け取ります。では承太郎、改めて指示を」

承太郎「……」

ジョセフ「よ、よーし承太郎!まずは家に帰れ。付き合わせて散々じゃったが今日はもう遅い。話は改めて、また明日ということでどうじゃ?」

ジョセフ「後の処理はこっちがやっとく。わしも少ししたら可愛いホリィの所に帰る。だから先に承太郎とセイバーちゃんは帰ってくれんかの?」

セイバー「しかし、そのような悠長な考えてではいざと言う事には…」

承太郎「聞こえなかったのか?」

セイバー「え?」

承太郎「帰る、と言ったんだ」スタスタ

セイバー「し、しかしっ…」タタタ

ジョセフ「(…今思えば中々可愛い子じゃな…ああ、わしが後三十年若ければ間違いなく振り向いてくれたかもしれないものを…)」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:44:02 ID:RI92sMYB0
セイバー「承太郎!待ってください」

承太郎「(正直、夜で良かったぜ。人に見られると面倒な事この上ないだろうからな)」

セイバー「…まだ貴方の口から聞いていない。共に聖杯戦争を勝ち抜いてくれますか?」

承太郎「……」

セイバー「じょうた――…!」

承太郎「…どうした?」

セイバー「この気配は敵です。それも直ぐ近くに。」

承太郎「聖杯戦争とやらが始まってるのは本当らしいな。やれやれ、そして早速か…」


敵マスター>>91
敵サーヴァント>>96
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:45:17 ID:PbAp1VLt0
綺礼
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:47:09 ID:dnbetNo20
アサシン
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:15:27 ID:RI92sMYB0
セイバー「来ます。承太郎は下がって下さい」ジャキ

綺礼「――相見えたのはセイバーのサーヴァントか。開始して早々、厄介なのに出会ったものだ」

承太郎「てめえもマスターの一人か?」

綺礼「偶然とはいえ奇妙な出会いか。その通りだよ少年。隠す必要もないだろう」

セイバー「(使役しているサーヴァントが見当たらない…?そんな馬鹿なことは…いやまさか…)」

綺礼「では戦うか?もとよりその為に集められた集団だ。血を見ず聖杯を勝ち取るなど、笑える話だ」

セイバー「それ以上の会話は無意味だ。争う気がないなら疾く去れ。そうでなければ、剣の元に斬り伏せる」

綺礼「……」

アサシン「………御意。」

グッパォン! ザシュ

承太郎「何ッ――!」ブシュゥ

セイバー「しまった…!」

会話を行う最中、既に二人の間を囲んだアサシンによる死角からの一撃が承太郎を襲った
ズボンを裂き太腿に掛けて鋭利なナイフが傷を立てる。
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:19:30 ID:RI92sMYB0
承太郎「(今のはなんだ…?攻撃されるまで全く気配を感知することが出来なかったが)」

セイバー「承太郎!大丈夫ですか!?」

承太郎「致命傷には至ってねえ…安心しな」

アサシン「申し訳ない、主よ。」

アサシン「一撃で終わらすつもりがあのサーヴァントが近くに居る為、深追いは禁物を各自で判断したのですが…」

綺礼「構わない。マスターを殺せればそれこそ一番だが、そう甘くいくものでないか」スタスタ

セイバー「…背を向けるのかアサシンのマスターよ。このまま、斬られるのが望みであれば一閃の元に命を絶つ」ジャキ

綺礼「確かにサーヴァントであれば私の命を絶つなど容易いだろう。だが、私に向かった直後に貴様のマスターを殺す」

承太郎「……」

綺礼「例えどれほどの達人であろうと防ぐことは出来まい。リスクの高いかけが好みであれば、続行したまえ」

セイバー「……!」

綺礼「……今回は顔合わせと言う事だ。では、また会えることを期待しよう」スタスタ
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 20:14:08 ID:RI92sMYB0
承太郎「……(あれ以上攻撃が続くようならスタープラチナを出さざるを得なかった)」

承太郎「(結果として、敵にスタンドの存在を知られなかったのが幸運か)」

セイバー「承太郎、傷の方は……」

承太郎「心配には及ばねえ。そんなことより、俺はこのズボンを破いた方が心配だがな」

セイバー「…でしたらよいのですが……」

承太郎「他の敵の反応はどうだ?」

セイバー「敵は見当たりません。先ほどのアサシンだけのようです。恐らく、偶然出会ったものでしょう」

承太郎「そうか。じゃあさっさと家に向かう、また他のグループに襲われたら困るんでな」スタスタ

セイバー「了解しました」スタ
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 20:24:42 ID:RI92sMYB0
―――空条家―――

ホリィ「~~♪~♪」

ガンガンガン

ホリィ「あら?いったいどなた?こんな時間に……」トテトテ

ホリィ「はーい、空条ですけど何方かしら」ガラガラ

承太郎「遅くにすまねえな」ヌッ

ホリィ「あらっ…!ジョータロー!どうしたのよのこんな時間に!おじいちゃんとの用事は?」

承太郎「用事は済んだ。入んな」チラ、スタスタ

ホリィ「よ、用事はすんだってこんな遅くなるなら無理しなくても……あら?」チラリ

セイバー「(承太郎は大きいのですね。歩幅もまるで違い中々早い移動になってしまいまいしたが…)」

セイバー「……失礼します」ペコ
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 20:34:15 ID:RI92sMYB0
ホリィ「(承太郎が女の子を…!?キャー、しかも小柄で可愛い子!…じゃなくて)」

ホリィ「承太郎?もしかしてこんな女の子を振り回して遊んでたんじゃ……」

承太郎「いつまで滞在するか分からねえが今日から世話になる。詳しい話はじじいから教えてくれるだろうスタスタスタ

ホリィ「あっ、ちょっと承太郎!待ちなさい!……もう、すぐに行っちゃうんだから…」

セイバー「…あ、あの」

ホリィ「うん?…あ、あらごめんなさい!ちょっといきなり承太郎が帰ってきてびっくりしてて。お名前は?」

セイバー「いえ、構いませんが。多くは語りにくいのですが名はセイバーと言います」

ホリィ「せい、ばー……セイバー、セイバーちゃんね。ごめんなさいねぇ、承太郎ってばいっつもあんな感じなんだけど本当は良い子だから」

ホリィ「ああもうそれより!どうぞ中に入って!大きいばかりの家なんだけどきっと気に入ると思うわ」グイグイ

セイバー「そうなのですか…?いえ、それより、突然の訪問を許していただきたい。その上入ってもいいなど…うわわ」
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 20:47:00 ID:RI92sMYB0
ホリィ「それにしてもセイバーちゃんったら重そうな鎧を着ているのね?それは、何かのファッション?」

セイバー「騎士として身を置いた時からの正装です」

ホリィ「ワーオ、騎士なんて女の子なのに凛々しくて素敵ね!でも、もっとお似合いの服があると思うんだけど…」

承太郎「」ガチャ、prrrrrrr

ホリィ「あ、承太郎。先にセイバーちゃんと居間に向かっておくわね。ちゃぁんと肉じゃがもあるから、早く来てね」スタスタ

セイバー「申し訳ありません承太郎。お先に失礼します」

『もしも~し、こちらジョセフ・ジョースターじゃが。』

承太郎「……じじいか?」

『その声は承太郎か!どうしたんじゃ、いきなり掛けてきて』

承太郎「たった今家に着いたんでな。聖杯戦争とやらは始まっているようだし一応報告を入れたんだが」

『おおそうかそうか、わざわざすまんの。 ……あー!じゃからその鞘は丁寧に扱ってくれ。そうそう、明日には本部に持って帰るからの』

承太郎「何の話だ?」

『いや、セイバーちゃんが出てから何かおかしなことが起きる前に財団の者をさっさと集めて今から本部に届ける準備をしとるんじゃ。』

承太郎「なるほどな…」
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 21:38:58 ID:RI92sMYB0
『一応報告するが、あれ以降この鞘は光ったり、ましてや女の子が出てきたりする現象は起きてない。残念じゃが』

承太郎「そうかよ。とにかく気を付けな。また何が起こるか分からんからな」

『孫のお前に言われずとも承知しとるわい。じゃ、すまんがこっちは忙しいから切るぞ。じゃあな!』プツ

承太郎「ああ」プツ

承太郎「じじいの方は問題なしか…」
242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 22:12:34 ID:RI92sMYB0
承太郎「そういえばポルナレフの野郎…電話が通じないとかじじいが言っていたが、どれ」ガチャ



ホリィ「承太郎ったら遅いわねぇ……こんな可愛い子を待たせるなんて、全く」

セイバー「そのような言葉は私には必要ありません。騎士として振る舞う以上、女など捨てました」

ホリィ「またセイバーちゃんもそんなこといって!もういいわ、先に二人で食べましょう?」

セイバー「…よろしいのですか?私の方は承太郎を待ってもよいのですが、最終的な判断はホリィに任せます」

ホリィ「その私が決めたなのよ。それっ」ヒョイ

セイバー「んむっ…!?」パクパク

ホリィ「どう、美味しいかしら?」

セイバー「…あ、えっと…これは……」モグモグ

ホリィ「肉じゃが」ニコリ

セイバー「…美味しい、です」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 22:22:36 ID:RI92sMYB0
――――――prrrrrr.....

承太郎「反応なし、か」

承太郎「やれやれ……すっかり晩飯に遅れてしまったぜ」スタスタ

ワイワイガヤガヤ

承太郎「悪いな。少し遅れてしま―――…」

ホリィ「あら承太郎!なにをやっていたのもう、私はもうとっくの昔に食べちゃったわ」

セイバー「あ、この鯖と言う食材もなかなか美味しいですね。……んん、お帰りなさい承太郎」ソワソワ

承太郎「構わねえよ。作った物を残飯送りにするのはちと勿体ないからな」

セイバー「承太郎、そのことについて少し……」

承太郎「…これが俺の飯か?なんだか、随分と少ない気がするが」

ホリィ「ああ承太郎、それはセイバーちゃんがあまりに見事に美味しいそうに食べちゃうもんだからつい、ね?」

セイバー「も、申し訳ない……」アセアセ

承太郎「…やれやれだぜ」
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 22:23:36 ID:PbAp1VLt0
なんだこのセイバーかわいい
247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 22:28:23 ID:oO2N15L50
のっけから食い気満々だなw
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 22:31:08 ID:RI92sMYB0
―――

――

ホリィ「でもなんとか、晩御飯は片づけれたしいいじゃない承太郎!まだお腹がすくなら作ってあげるけど」

承太郎「そこまで面倒を掛けるつもりはねえよ。夜遅いからな、さっさと風呂でも行ってくれ」

ホリィ「はぁーいっ♪あ、そうそう、セイバーちゃんも私が入った後にちゃんとお風呂に入ること」

セイバー「いえ、その必要はありません。私の体は常に浄化――」

ホリィ「駄目ですー。いいことセイバーちゃん、女の子はね、いっつも綺麗でいなきゃ損なのよ」

セイバー「ですから、大丈夫なのです。私これで…」

ホリィ「駄目よセイバーちゃん、絶対、絶対入る事。じゃなきゃ私が無理矢理でも中に入らせて――」

承太郎「やかましいッ!行くのか行かねえのかどっちだッ!」

ホリィ「オー、アイムソ~リィー!」スタスタ
252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 22:39:57 ID:RI92sMYB0
スタスタスタ、ピシャン

セイバー「…なんとも形容しがたい人をしていますね。ホリィは…」

承太郎「今更だがな」

セイバー「ええ、確かに…でもホリィという人は人の心を和ませる女性ですね…そばにいるとホッとする気持ちになります」

承太郎「……そういえばセイバー、まだ見ていないようだから先に教えておく必要があるだろう。まぁ…おそらく見えもしないだろうが…」

セイバー「なんのことですか?」

承太郎「さっき、敵のサーヴァントに襲われもう少しで出そうと思ったが…その機会はなくなったからな」


 
ドォ――z___ン       スタープラチナ
                   『星 の 白 金』lッ!


承太郎「見えるか?この俺の『スタンド』が」


セイバー「スタン、ド……?」キョロキョロ
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 22:42:23 ID:fYC48mlr0
見えない設定か
266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 22:55:38 ID:RI92sMYB0
セイバー「一体何を言っているのか分からない。その、スタンドとは……」

承太郎「俺も最初は憑りつく悪霊かと思っていた。だが、それは己の精神エネルギーのビジョン」

承太郎「早い話が己の分身みたいなもんか……その机にあるフォークを見てみな」

セイバー「…」ジィィ

 フワッ、カチャカチャ

セイバー「!? 独りでにフォークが動いて…」

承太郎「俺のスタンドは人間型をしている。今のはただ単に、スタンドにフォークを握らせただけだ」

セイバー「なるほど…でしたら何故、私にはその姿が見えないのでしょうか」

承太郎「スタンドはスタンドを操る奴しか見ることが出来ない。中には例外があるがセイバー、お前も例外のような存在だが見ることが出来ねえなら想像もしにくいか」

承太郎「もしかしたら、サーヴァントは見えているのかもしれんかったが…仕方ない。」

セイバー「そうでしたか…確かに私には見えない。ただ、それなら身を守ることに関しては問題ないですね」

承太郎「そうなるかもな。ただ、サーヴァントの力とやらがどれほどのものか見当がつかねえ。説明を受けた限りじゃ、英霊…だったか、人知を超えた奴らの集まりじゃ俺のスタンドでも油断はできないな」

セイバー「ご安心を。その為に剣となるのが私だ。指示を与えられれば動く、私を駒のように使ってくれて構いません」

承太郎「駒だと…?」

セイバー「ええ、もとより聖杯を集めるために選ばれた英霊の一人なのですから、当然でしょう」
279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 23:04:50 ID:RI92sMYB0
承太郎「…ま、考えとくぜ」

セイバー「聖杯戦争は始まっています。承太郎、私の事は駒として見て下さい。敵に砲弾を撃ち込むように、私もその方が戦いやすい」

承太郎「…………」

ガラガラガラ

ホリィ「はぁい上がったわよー!じゃあ次はセイバーちゃん!」

セイバー「む…本当はいいのですが…分かりました。有難く使わせて頂きます」スタ

ホリィ「いいのよそんなこと言わなくても!自分の物のように使ってくれたらいいから」

セイバー「有難うございます。では、承太郎…話の続きは後程。」スタスタ

承太郎「ああ」

ホリィ「あらっ、もしかして大事なお話の途中だったかしら…もしかしてデートとか、今後の予定とか……キャー!」

承太郎「…俺はシャワーでいい。セイバーに風呂の湯を抜けと伝えてくれ」ムクリ

ホリィ「あ、あぁそう…了解!じゃあ承太郎、明日は学校なんだし早めに休みなさいね。お休みなさい」テクテク

承太郎「……」フゥ
282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 23:11:13 ID:RI92sMYB0
セイバー「ふぅ……」

セイバー「(私のマスター、『空条承太郎』というマスター…)」

セイバー「(まだ私には彼の本心が見えない。聖杯に興味があるわけでもなく、叶えたい願望があるようにも見えない)」

セイバー「(此度の聖杯戦争で私は聖杯を手にすることが出来るのか?…いや、手にしなければならないのだ…今度こそ、国の――)」ブクブクブク

ガラガラカガラ

セイバー「!」ビク

ホリィ「脅かしちゃってごめんなさいセイバーちゃん、承太郎ったらシャワーだけでいいみたいだから抜ける時は蓋を抜いてくれないかしら?」

セイバー「あ、分かりました」

ホリィ「はぁい、それじゃよろしくねー」

ガラガラガラ、ピシャン

セイバー「……ふぅ」ブクブクブク
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 23:20:17 ID:RI92sMYB0
―――――――――――

―――

―――寝床――


セイバー「風呂を貸して頂き感謝します。存外、心地良いものでした。浄化されるのとは違った、また新鮮な気分で」

承太郎「お袋はいつもああだからな。別に礼をされる程でもない」

セイバー「そうですか。――承太郎、では本題の方へ…これからの方針は何かあるのでしょうか」

承太郎「ない」

セイバー「…っ…」

承太郎「強いて言うなら、手を出さないと言った方が確実か」

セイバー「…何故です」

承太郎「俺は聖杯に関しても興味はねぇ。ましてや叶えたい願いも、そんなものはありはしない」

承太郎「勝ち上がる為には殺しも必要か?俺は人殺しをするために喜んで戦いに身を投じるようなクレイジーじゃないぜ」

セイバー「では……いままで通り普通に過ごし、少しずつ敵の行動を窺うと?」

承太郎「ああ」

セイバー「駄目だ。それでは甘すぎるマスター」
307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 23:30:43 ID:RI92sMYB0
承太郎「一体敵がなんの能力を持ち、マスターが何かも分からない状況で先に仕掛けるのは無謀だと思えるがな…」

セイバー「確かに、身を潜めて窺うのも極めて重要でしょう。ですが、私は騎士のサーヴァントです」

承太郎「だからなんだ?」

セイバー「ご命令を。戦いであるなら貴方の剣となり、向かう者全てを斬り伏せます。まして、承太郎には『スタンド』と呼ばれる力がある。ならば……」

承太郎「…セイバー、てめーは最初に言ったな?共に勝ち抜いてくれ…と。」

承太郎「俺がおめーを呼び出したのは事故でもあるし原因は何かさっぱり分からねえ。だがな」

承太郎「少なくとも責任は俺にもある」

セイバー「承太郎……」

承太郎「さて、いきなり話をぶった切って悪いんだが。俺は明日も学校なんでな。そろそろ寝させてもらう」ゴロン

セイバー「だが、それでは………っ、分かりました。承太郎、お休みなさいませ」

承太郎「…………」
370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:08:12 ID:CbuIlg7Y0
――翌朝――

ホリィ「~~♪」

承太郎「じゃあ、行ってくる」

ホリィ「あ、はーい承太郎!気を付けて行くのよー」テフリフリ

ガラガラガラ、ピシャン

承太郎「」スタスタ

ガラガラガラ、ピシャン

セイバー「待ってください。承太郎」

承太郎「…セイバー、なんでテメーが来るんだ」

セイバー「いくらスタンドを持ち合わせているとはいえ何かあってからでは遅い。大丈夫です、承太郎の面倒になるような真似は致しません」

承太郎「俺のことは問題ねーと言ったはずだが…」

セイバー「……」ジロォ

承太郎「……」スタスタ

セイバー「無言は肯定の意味と取ります承太郎。同行させて頂きます」スタスタ
386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:19:00 ID:CbuIlg7Y0
承太郎「……」スタスタ

女子高生A「ハァーイ、ジョジョ!!今日も一緒に登校しましょ!」グイグイ

女子高生B「あ、待ちなさいよ!私だってジョジョと一緒に学校行くんだから!」グイグイ

セイバー「む……」ノソノソ、グイグイ

承太郎「……」

女子高生A「所でさぁ~~…あんた、何微妙に私とジョジョの間に入ろうとしてるのよ!」

セイバー「私は承太郎の剣です。守るべき勤めがありますので」

女子高生B「ハァ~~?うるっさいこのブス!承太郎はね、守られる必要なんかないのよ!」

女子高生A「そうよそうよ」!

承太郎「やかましいッ!俺は女が騒ぐのが嫌いなんだッ!!」
392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:28:04 ID:CbuIlg7Y0
A,B「キャァ~~!ごめんなさーい、ジョジョォー!」

承太郎「このままじゃ埒も空かねえ。行くぞ、セイバー」スタスタ

セイバー「はい」スタスタスタ

A「あ、待ってよジョジョ!!」

B「ちょっと待ちなさいよ!貴方だけ先に行かせるわけにはいかないわよ!」



ナニヲー!? コノコノコノ!!

――――

――


承太郎「うっとうしいのは追い払ったが…この石階段を登れば学校だ」

セイバー「ん……了解しました。その、ガッコウとは何時頃終わるのでしょうか?」

承太郎「セイバー…てめー、終わるまで待つつもりか?」

セイバー「なるべく情報はあった方がいいのです。教えてください、承太郎」

承太郎「これが時間割だ、渡しとく」ピラ

セイバー「有難うございます。それまで私は周囲の散策をしていますので…それでは」スタスタ
395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:33:29 ID:CbuIlg7Y0
承太郎「……」チラ、コツコツ


『グッパオンッ!!』

『うおおおおおおッ!!?』

――――――

―――


『君…血が流れているようだが。』

『花京院典明。ついこの前転校してきたばかりだ。よろしく』



承太郎「……」テクテク

生徒「お、ジョジョ!最近やっと来るようになったな!もう少しでチャイムがなるぜ」

承太郎「そうだな」スタスタ
396: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:34:44 ID:f0snshrc0
か・・・花京院が生きている・・・?
398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:36:16 ID:x6SpSWqR0
回想だろ
411: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:44:37 ID:CbuIlg7Y0
セイバー「少しでも辺りの地理を把握していれば有利な状況は作れると思うが……」スタスタ

セイバー「甘く見ていた。迷子になったわけではないが、町自体は広いようだ」スタスタ

セイバー「……ん、あれは……?」

敵マスター>>415
敵サーヴァント>>420
415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:46:36 ID:YduFBMhe0
ディアボロ
420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:47:24 ID:lBav6r0M0
ランサー
433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:54:49 ID:CbuIlg7Y0
ややこしくなりそうだしサヴァもマスターも四次にするか
ランサーは決定だからもう一度安価、マスター>>437


437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 00:56:43 ID:4PMA1pu20
セイバー組以外全部原作基準でいいんじゃね?
安価ならケイネス
443: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 01:07:49 ID:CbuIlg7Y0
セイバー「あれは………」

ケイネス「(此度の聖杯戦争の地はここか)」

ケイネス「(しかし、暑過ぎる…隣で霊体化しているランサーはどうかしらないが、今はこんなにも気温が上がるのか)」

ケイネス「ふむ…今日の所はこんな程度だろう。地形を把握するには些か体力を使いすぎる…工房に戻るとするか」ブツブツ、スタスタ


セイバー「(…間違いない。今、微かに魔力の気配がした)」

セイバー「(恐らく霊体化した英霊でも従えていたか。幸運ながら、相手は気づいていない…)」


『強いて言うなら、手を出さないと言った方が確実か』
『相手の行動を待つ。無理にこちらから攻める必要はない』

セイバー「………」スタスタ
447: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 01:20:54 ID:CbuIlg7Y0
ケイネス「………」テクテク

セイバー「(どこまで行くつもりだ……?)」スタスタ

ケイネス「……」

セイバー「(建物の中へと入って行ったが……)」

セイバー「(こんな昼間から攻撃を仕掛ける程、野蛮ではないということですか…)」

セイバー「(流石にこれ以上の深追いは良くありませんね。承太郎に知らせなければ…)」タタタ


ランサー「――よろしかったのですか?我が主よ」

ケイネス「何、構わん。私とて人の心は持っている。無関係な人間を巻き込んで戦いを行う戦争は好きではなくてね」

ケイネス「ランサー、引き継いで警備に備えろ。あのサーヴァントは間違いなく、マスターにこの場所を教えるだろう」

ランサー「御意」

ケイネス「来るなら最高の備えで迎えたいものだ。このケイネス・エルメロイ・アーチボルトの魔術工房をしっかりと堪能してもらおうじゃないか」
451: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 01:32:38 ID:CbuIlg7Y0
――――

――


生徒「アー、キョウモガッコウダルカッタゼ!」

生徒「アソビニイコーゼー」

承太郎「……」スタスタ

セイバー「お疲れ様です。承太郎、少し伝えたいことが」

承太郎「聖杯戦争と聞いて、学校に居る時でも襲ってくるもんかと思ってたんだがな。で、どうした?」

セイバー「新たな敵マスターを見つけました。まだ確実とは言えませんが…恐らく、あの身形からして魔術師であることには間違いないと思いました」

承太郎「…そうか」

セイバー「場所の方も突き止めています。今なら場所を変えられず、敵の拠点を叩ける好機と思いますが」

承太郎「帰るぞ、セイバー」

セイバー「な……っ!」
457: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 01:44:38 ID:CbuIlg7Y0
セイバー「…待って頂きたい。承太郎、敵の位置も確実に判明した今、出来る事は早めに行うべきです」

承太郎「だからやるんだ。まずは帰って作戦を練る。お前の知った情報も合わせ、攻略する手順を見出すのが有効だと思うが」

セイバー「その時間が勿体ないのです。その他、情報は歩きながらでも伝えれます。私を信じて下さい、じょうた――」

承太郎「落ち着きな。そのマスター、魔術師とか言ったな?」

セイバー「…はい。恐らく私が見た限りでは間違いないかと」

承太郎「なら猶更だ。魔術師でなくともお前に場所を特定させたなら、相手は間違いなく誘っている」

承太郎「そして、魔術師…俺は合ったことも見たこともねーが、そんな奴が何もせず決闘を申し込む馬鹿だとは思えねえな」

セイバー「だが、そればかりでは事は一向に進展しないと……」

承太郎「何をそんなに急いでやがる。相手が攻めて来ない以上、こちらにも時間はある」

セイバー「……」

承太郎「話は帰ってからだな。さてセイバー、お前の口から聞いてないが…これで大丈夫か?」

セイバー「…了解しました。まずは帰ることにしましょう」スタスタ
604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 20:25:02 ID:CbuIlg7Y0
―――空条家 居間――――

――――――

―――

セイバー「――敵に気付かれる恐れもあったので深い詮索は出来ませんでしたが、建物の構造と周辺の地形はそのような形です」

承太郎「……」

承太郎「よりによってホテルで拠点を構えているとはな。攻めにくい相手だが…」

セイバー「強硬突破は、難しいと?」

承太郎「敵は間違いなくホテル内に罠を張り巡らしてるだろう。侵入者が敵の場所まで近づくころには、やられているか満身創痍か、だ」

セイバー「では……」

承太郎「…逆に考えな。何も、ホテルの中を通って行く必要はない、とな」

セイバー「……?」
622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 20:52:28 ID:CbuIlg7Y0
―――ケイネスの魔術工房(ホテル)

ケイネス「フフ…フフフ、ハハ……!」

ケイネス「昼間に私を追尾したサーヴァントにわざとこの場所を教えたが、さて来るか…?」

ケイネス「結界24層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊、魍魎数十体、無数のトラップ、廊下の一部は異界化させている空間もある」

ディル「…!主よ」

ケイネス「来たか。さて、どう出る…?」


――地上――

セイバー「…本当に大丈夫なのですか?承太郎」

承太郎「ああ、構わねえ。英霊ならそれぐらい簡単だろう?」

セイバー「ええ、確かに……では、しっかりと掴まってください」

承太郎「」ガシ

セイバー「はぁッ…!」
625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 21:00:17 ID:CbuIlg7Y0
ケイネス「…?なんだ、今の微かな振動は」

ディル「…ケイネス殿」

ケイネス「何だランサー…訪問者はどうした?私の魔術工房に嵌り、大層苦戦していると言いたいのか」

ディル「いえ…」

ケイネス「ではなんだ。フフ、それとも今の微弱の反応は敵を前にして逃亡したと…?」

ディル「奴ら……『この建物の壁を走っています』」

ケイネス「?…意味の分からない事を言うんじゃない!壁を走るなど、誰が――っ!?」


そこでケイネスは見た。疑いようもない、眼前には『一人のサーヴァントがマスターを背負って最上階へ近づく姿がそこにあった』
その勢いは暴風のよう。ケイネスの拠点まで近づくと、窓ガラスを割り二人は流れ込んだ
こうして呆気なく、承太郎とセイバーは魔術工房を抜け敵の本拠地までたどり着いたのであった
628: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 21:05:20 ID:CbuIlg7Y0
セイバー「大丈夫ですか、承太郎」

承太郎「ちと早かったが何、問題ねえ」


――――――――――――――

―――――

承太郎『お前は俺を持って壁を走れ』

セイバー『…壁を?』

承太郎『ホテル内を通過せず、奴の場所に近づくにはそうする以外に手段がない』

承太郎『だが、この方法はお前の魔力を消耗してしまう。その状態で相手のサーヴァントとぶつけるのは不利になる』

承太郎『短期で終わらせる』

セイバー『貴方が、敵のマスターを倒す…と?』

承太郎『そういうことになるな。』

承太郎『セイバー、その間におめーに頼むのは――』
648: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 21:26:48 ID:CbuIlg7Y0
ケイネス「…ハハハハ、ハッハッ! いやまさか、そのような手段があったとはな。恐れいった、セイバーのマスターよ」

承太郎「………」

ケイネス「確かに、私の魔術工房はホテルの中に張り巡らしている。此処だけは、細工を施してないがね」

ケイネス「よろしい。決闘を望みか…状況は五分五分、受けてたとうではないか。」

承太郎「おい」

ディル「」ジャキ

承太郎「ごちゃごちゃ言ってね―でかかってきな。慣れ合いに来たわけじゃないんでな」

ケイネス「……」ピクピク

承太郎がその言葉を紡ぎ、ケイネスの傍らに待機したランサーが襲った
槍が承太郎に突き刺さる瞬間、騎士の英霊が彼を守る

ディル「我が主に対する侮辱、それ以上見過ごす訳には行かない」

承太郎「そうかよ。だが、おめーの相手は俺じゃなく、こっちが付き合ってくれるがな」

セイバー「承太郎、ここは任せて下さい」ギリギリ
651: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 21:34:38 ID:CbuIlg7Y0
ディル「…!」ギリギリ

セイバー「ランサー、貴様の相手は…私だ!」

ディル「やる…」


ケイネス「ランサー!!この不届き物を抹殺しろ!私は、先にこの愚かなマスターを処断する…!」

ディル「御意」

ケイネス「場所を移そう。サーヴァント同士の戦いに巻き込まれるのも困るのでな。きたまえ、哀れなマスター」テクテク

承太郎「」スタスタ

セイバー「承太郎!」

セイバー「…お気をつけて。」

承太郎「ああ」スタスタ
658: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 21:47:22 ID:CbuIlg7Y0
―――――――

―――


ケイネス「ここで良いだろう。サーヴァントの戦闘が気にする必要はない。私が貴様を殺し、直ぐにセイバーのサーヴァントも此処から消える羽目になる」

承太郎「……」

ケイネス「最早、このホテルに入った時点で貴様らに勝ち目など存在しないのだよ。何故、私が部屋を移動させたか意味が分かるか?」

承太郎「…自分に有利な状況を作る為だろう。大方な。どうやら、この部屋にはうっとおしい小細工が仕掛けられてるようで」

ケイネス「ご名答!だが、分かった所でなんになる?貴様が血祭りに上げられる時間がほんの少し伸びただけのこと」

承太郎「ぺらぺらよく喋る野郎だ…」

承太郎「御託はいいぜ。さっさとかかってきな」

ケイネス「」プチーン


承太郎の言葉を受けケイネスは陶磁製の大瓶内に保管した最強の一品を取り出し、中身を出した
魔力の込められた水銀の魔術礼装『月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)』
球体に姿を変えた水銀は独立した意志を持つように動き、ケイネスの口から処断の言葉が紡がれる

ケイネス「よろしい!これは決闘ではなく誅伐だ!命乞いを与える暇すらないと思え…!」


ケイネス「Scalp!」
667: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 21:58:25 ID:CbuIlg7Y0
ケイネスの口頭による呪文詠唱により発動した月霊髄液が承太郎に向かい攻撃を開始する
瞬時に鋭利な刃と化し、承太郎に襲い掛かるも――

承太郎「行くぜオイッ!」

承太郎「おおおおおおおおおッ!」


「スタープラチナ・ザ・ワールド!! (時は止まる)」

ドオォォォォ~~ン


ケイネス「…………」

承太郎『時の停止時間は約二~三秒。だが、問題ねえな、この距離ならよ…』


オラオラオラオラオ
オラオラオラオラオラオラオラ
オ ラオラ オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオ ラオラオラオラオオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!

ケイネス「……」グシャグシャグシャ、グニィ....


承太郎『時は動き始める』
668: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 21:59:09 ID:5vm0EH3L0
ですよねー
670: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 21:59:41 ID:JSkdf13Z0
全力かよwwww
688: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 22:13:04 ID:CbuIlg7Y0
ケイネス「ホゲエ、ェッ!!?な、何がいったいッ…ぐ、ぁっ!」ドンガラガッシャーン

承太郎「(流石に連続して時を止める事は出来ねえな。一呼吸置かなければな…体力も消耗するのが難点か」

承太郎「(だが、十分過ぎたようだな。)」スタスタ

ケイネス「い…いったい何が起こったのは理解出来なかった……うごぉ、がっ…」ズキズキ

ケイネス「まるで巨大な鈍器で身体中を叩きまわされた感覚…ごはっ、ぇ”う…」ゴフ

承太郎「立ちな。まだ始まったばかりだがもうギブアップか?魔術師さんよ」

ケイネス「はぁっ…げぁ……黙れっ、こんな簡単に負けてなる、ものか…!」

承太郎「このまま嬲って倒すのはあまり好きじゃねえ。正直、思った以上に雑魚だったのが驚きだがな」

ケイネス「…ギ、ぃ…!」イライラ

承太郎「この距離だ。俺にとってもおまえにとっても射程距離内。」

承太郎「西部劇のガンマン風に言うと…『ぬきな。どっちが素早いか試してみようぜ』というやつだぜ……」

ケイネス「きさ、まッ…!」

承太郎「それとも、できねえか?その指先も動かせない程弱った様子じゃ――」

ケイネス「舐めるなよ凡人風情が!! Scalp! ire:sanctio!」

承太郎(スタープラチナ)「オラァッ!!」ドコォ
706: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 22:24:24 ID:CbuIlg7Y0
ケイネス「ォッ、ゲェ…!!」グッタリ

承太郎「もう少し冷静になって攻撃をしかけりゃ、その精密な動きで戦えたかもしれねーが…」

承太郎「ま、そんな余裕はないか。スピード面じゃこっちのスタープラチナも負ける自信はないんでな」

ケイネス「うげぇ……」ドサ


――――――――――――――――――――


―――――――――


セイバー「…あ、承太郎」テクテク

承太郎「そっちはどうした。セイバー」

セイバー「ランサーとの戦いには勝利しました。惜しかったものです、あそこまで高貴な騎士は久方ぶりに見た。先の戦い、那由多の果てまで記憶する良い戦いでした」

承太郎「なんにせよ、作戦は成功したって訳だ…」スタ

ケイネス「」ピクピク

セイバー「…マスターは生きているのですか?」

承太郎「ああ、殺してはいない。だがこの傷だ、全身の複雑骨折は免れないとして数か月は病院で過ごしてもらう」

セイバー「そうですか…了解しました」
715: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 22:41:20 ID:CbuIlg7Y0
ケイネス「」ピクピクピク

セイバー「……ホテル内の魔力の痕跡が…?」

承太郎「こいつの魔力とやらが元になってたんだろう。沈黙化したことによって、供給が切れたんだろうぜ」

セイバー「……ん、っ…」グラリ

承太郎「大丈夫か?」

セイバー「気になさらずとも…少し、魔力の放出しすぎたのかもしれません」

承太郎「長居は無用と言うわけだな。無理をするんじゃねえぜ」スタスタ

セイバー「……あ、はい、分かりました」スタスタ




―――地上―――


???「■■■■■………」


ケイネス・エルメロイ・アーチボルト「再起不能」
ランサー=ディルムッド・オディナ「消滅」
732: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 23:02:46 ID:CbuIlg7Y0
承太郎&セイバー ――ホテル前――


セイバー「承太郎の方こそ、平気なのですか?」

承太郎「攻撃は受けてない。文字通り、短期で戦い倒せたって訳だ」

セイバー「思えば……異常ですね」

承太郎「何がだ?」

セイバー「本来、聖杯戦争でも戦うのはサーヴァントが基本。確かに、マスター同士の対決も免れない時はありますが…」

承太郎「イレギュラーな出来事にはこれまでに多く経験してるんでな。聖杯戦争とやらに巻き込まれたのは驚いたが、もう慣れたと言うべきか」

承太郎「今回ばかりは仕方ない。何せ、この戦いは二人一組で戦うらしいもんでな」

セイバー「…心強いです。承太郎、貴方の存在は」

承太郎「そんな事はどうでもいいぜ。さっさと帰るぞ、あのアマが心配してるだろうしな」

セイバー「承太郎、ホリィに向かってそのような口を―――」

ザッザッザ、ザザザザッ!

???「■■■■■ーーッ!!」

承太郎「!?」

セイバー「ぐぁっ…!」ガチャガチャ
734: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 23:10:38 ID:CbuIlg7Y0
承太郎「セイバー!!」スタープラチナ!

セイバー「大丈夫です!承太郎…ッ、あ!」

???「………」

承太郎「…やれやれ。今日は人気者みてーだな……それに、話が通じる相手とは思えね」

セイバー「下がって下さい承太郎。好機だ、このサーヴァントもここで斬り伏せます」

承太郎「魔力が失ってることを忘れたのか?勘違いするんじゃねー、おめーに言われて引き下がるぐらいならとっくに逃げてるぜ…」

セイバー「…しかし、気を付けて下さい。このサーヴァント、微かに他のサーヴァントより様子がおかし……」

???「■■■■■……」シュウウゥ

セイバー「……え?」ゾワ

承太郎「…どうした、セイバー」

セイバー「…うそ、だ………」

???「■■Art…hur■…■…」パキパキ

セイバー「何故、どうして貴方が……」

セイバー「ランスロットォ!!」

ランスロット「Art…hur……」
738: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 23:18:36 ID:CbuIlg7Y0
承太郎「オイ、ちょっと待ちな…セイバー、知り合いか?」

セイバー「……ぁ…・……」ビクブル

承太郎「しっかりしろ!セイバー、答えろ!!」

セイバー「っ…じょ、承太郎……いや、そんなまさか……」

ランスロット「■■■■■ッ!!」

ランスロットが獣の咆哮を上げセイバーに襲い掛かる
瞬時に、セイバーも剣を構えるもどこかおかしく、反撃の様子もなく――

承太郎「野郎!」

『スタープラチナ・ザワールド!!(時は止まる)』


ランスロット「………」


承太郎『…連戦で時を止めるのはちと、きちいな…』

承太郎(スタープラチナ)『オラァッ!!』ドゴ

ランスロット「…!」ゴシャァ

セイバー「承太郎…!」

承太郎『時は動き出した』
744: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 23:27:32 ID:CbuIlg7Y0
承太郎「スタープラチナで時を止めた。数秒だけだが、もう連続して使うには難しいぜ……」

セイバー「…す、すみません…助かりました……」

ランスロット「…Art…hur……!!」

承太郎「来るぞッ!!」

セイバー「っ…!う、ぁ!」

しかし、狙うのはセイバーだった。承太郎など眼中にないように、ランスロットと呼ばれたサーヴァントは執拗にセイバーを狙った
そして、肝心のセイバーは反撃をしようとしなかった。
その姿は反撃出来ないようにも見え、ただ一身に敵の攻撃を受け続け敵サーヴァントの攻防を許すばかり。

承太郎「何を…やってやがるッ!!」

承太郎(スタープラチナ)「オラ!!セイバー…このままじゃ、やられるぞ!」

セイバー「…わ、私には……」

ランスロット「Ar…thur……!■■■■■ッ!!」

状況は変わらず、敵の猛攻は続き遂にセイバーの防御が薄れた
その隙を縫うように、敵の持つ剣がセイバーに近づき。

セイバー「ぐぁっ…しまっ―――」
748: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 23:33:30 ID:CbuIlg7Y0
承太郎(スタープラチナ)「オラオラオラオラッ!!」

すかさず、スタープラチナによるラッシュがセイバーへの攻撃を助けランスロットのをよろめかせた
だが、二度目のラッシュに敵のサーヴァントは対応する。
最後に繰り出されたスタープラチナの攻撃を受け、よろみきながらも持っていた剣を承太郎に向け――


ザシュッ…!

セイバー「……え…ぁ…?」

承太郎「…………」

ランスロット「Ar…thur………」

承太郎「……」グラリ....ドサ


セイバー「…じょー…たろー…?」
757: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/17 23:44:35 ID:CbuIlg7Y0
承太郎「うぐっ…う……」

セイバー「じょ、承太郎……承太郎、承太郎ッ!!」ユサユサ

ランスロット「………」ガチャ

セイバー「うあっ、あぁぁ……」

その一撃は承太郎にダメージを与えた
そして今、ランスロットが剣を構える。同時にセイバーも不可視の剣を構えるも、嗚咽を吐き持つ手が震えるッ…!

ランスロット「…■■■■■!!■■■ーッ!!!」

だが、次に黒の騎士は突然、悶え苦しむように身体を捻った
そして、獣の様な叫び声を上げセイバーと承太郎を余所にその場から走り去った

セイバー「………はっ…」

承太郎「………」

セイバー「承太郎…!ごめん、なさい…!こんなつもりでは、こんなっ…」ガシリ

セイバー「ううっううううっ…うああああああっ……」
775: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 00:05:38 ID:Qr5kZjTa0
―――空条家―――

承太郎「……ム…」パチパチ

セイバー「あっ…」

承太郎「……ここ、どこだ…」ムクリ

セイバー「こ、ここは承太郎、貴方の家です。安心してください、今、ホリィを呼んできますので…」タタタ

承太郎「…おい、まちな…」

セイバー「…す、すみませんっ」スタタ、ガチャ

承太郎「………」タバコプハー

―――――――――

――――

ホリィ「じょ…承太郎!良かった、本当に良かったわ…!けほけほ…」シクシク

承太郎「心配を掛けて悪かった、な」

ホリィ「いいのよ!まぁそれは、丸一日も寝てたから凄く心配だったけれど…セイバーちゃんが看病してくれたのよ」

ホリィ「貴方が起きるまでずっと、此処で一睡もせずにね。あ、でも安心して!こうやって承太郎も目が覚めたし、セイバーちゃんもきっと喜ぶわ」
780: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 00:15:25 ID:Qr5kZjTa0
承太郎「セイバーか…」

ホリィ「セイバーちゃんが気になるの?まぁ、ちょっと元気がなくて私も気になってたんだけど…」

ホリィ「分かった!お母さんが呼んできてあげるわ!ちょっと待ってて」スタスタ

承太郎「おい、余計な事をするんじゃねえ」

ホリィ「その顔は何か話したいって顔をしてるわよ、承太郎!」ニッコリ、スタスタ....

承太郎「……」


――数分後――

ガラガラ、スー,,,

セイバー「…失礼します」

承太郎「……」ジロ

セイバー「…何も言う事もありません。申し訳ない、承太郎…私の、ミスです…」

承太郎「訳を、聞かせてもらおうか」ドン
791: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 00:24:54 ID:Qr5kZjTa0
―――――――――――――――


――――――


承太郎「アーサー王だったとはな…」

セイバー「…あのサーヴァントは恐らくバーサーカー。昨晩の戦いで分かりました。間違いない、あれはランスロット…湖の騎士です」

承太郎「そのランスロットとやらに手を出せなかった理由も、そういうことか」

セイバー「と、突然の…まさか、彼がバーサーカーとしてこの聖杯の戦いに招かれているとは思いませんでした……」

承太郎「過ぎた事は悔やんでも仕方ない。命があっただけ儲けもんだ。だがな、セイバー…」

セイバー「…?」

承太郎「今でも、ブリテンとやらの救済を願って聖杯を取るつもりか?」

セイバー「無論。…言われるまでも、ありません。聖杯の力で終わってしまった我が国を救う。その点に関しては揺るぎありません」

承太郎「てめーのその意志を冒涜するわけじゃねえが、本当にそれで解決するとでも思ってるのか?」

セイバー「…今なんと」

承太郎「『失った物は帰って来ない』そういうことだ。結局の所はな」
803: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 00:53:43 ID:Qr5kZjTa0
セイバー「国の救済を…諦めろと、言うのですか…!?」

承太郎「聖杯で叶えられた結末でてめーは満足するのか?受け入れるんだな、過去を受け入れなきゃセイバー、結局の所何も始まらねえ」

セイバー「…貴方がそのような姿になったのは私の責任だ。その上でマスターに対して言うのは失礼極まりないでしょう…ですが!」

セイバー「承太郎!貴方に何が分かると言うのです。一国の王が民の事を、国の事を考えずにそんな……」

承太郎「そういう問題じゃない。過去を変えても何もならねえ、てめーがやろうとしていることは只の自己満足に過ぎんということだ」

承太郎「王なら下の人間の意見も聞いて事を進めるんだな。国を救済した結果、助かる奴はいるだろう。だがな、戻って来るものは偽物だ。今までてめーが築き上げた国が返ってくるわけではない」

セイバー「喋るなっ!!」ギロ
829: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 01:38:46 ID:Qr5kZjTa0
承太郎「………」

セイバー「はっ…はっ……ぁ…」

セイバー「すいません…つい、思わず……」シュン

セイバー「承太郎…私は、私は……っ…!」ムクリ、スタタ

承太郎「…やれやれだぜ」



セイバー「(何をやっているのだ。私は……)」

セイバー「(…間違いなのか?国の救済が。では、それなら今まで何のために……)」

ホリィ「あらセイバーちゃん、承太郎とのお話は終わったの?」センタクモノパタパタ

セイバー「ホリィ……ま、まぁ一応は済んだと言ったらいいでしょうか」

ホリィ「そう……承太郎、無事だった?」

セイバー「え?あ、はい…私と会話するぐらいには回復していました」

ホリィ「良かったわ。…ここだけの話ねセイバーちゃん、承太郎やおじいちゃんったら私にいつも隠し事をして、その裏でいつも頑張ってる気がするの」

セイバー「……」
850: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 02:10:57 ID:Qr5kZjTa0
ホリィ「あ、おじいちゃんって言うのはジョセフ・ジョースターって言う人なの。セイバーちゃんはまだ会った事ないかしらね」

セイバー「ああ、いえ…会話を交わしたのは少ないですが、初老の方でしょうか?雰囲気は承太郎と違うとはいえ、面白い人だと感じました」

ホリィ「あら!会っているなら話は早い!」

セイバー「………」

ホリィ「セイバーちゃん?」

セイバー「……あ、すいません…少し、ぼっとしてしまって…出かけても大丈夫でしょうか?」

ホリィ「ええ、全く構わないわー!気分が晴れないなら散歩するのも一つの手、晩御飯には帰って来てくれると嬉しいわ」

セイバー「申し訳ありません。では」スタスタ

ホリィ「セイバーちゃん」

セイバー「はい?」

ホリィ「ここは貴方の家なんだから、寂しくなったらすぐに帰って来ていいいのよ!」テフリフリ

セイバー「……ありがとうございます。」ガラガラ、ピシャン
868: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 02:23:31 ID:Qr5kZjTa0
セイバー「」スタスタ、スタスタ

子供A「はい奥様バーボン・ウィスキーのソーダ割りでございますわ。めしあがれ」

子供B「まぁおしいそう!」

子供B「ごくごくごく」

子供A「まだケーキも御座いますわよぉ?」

子供B「頂きますわぁ~」

セイバー「(無邪気なのはいいですね。心が洗われる気分になります)」


『失った物は元には戻らねえ』 『そういうことだ。結局の所はな』


セイバー「(…そうなのですか?過去を追い求めるのが幻想なら…私のやるべきことは…)」
886: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 02:45:33 ID:Qr5kZjTa0
――――

―――


承太郎「令呪を持って命ずる。聖杯を破壊しろ、セイバー」

セイバー「はい、仰せのままに…!」ドガシャーン!



ジョセフ「終わったんじゃな……」

ポルナレフ「呼ばれて来てみたらよ。最初は聖杯戦争だとか訳の分からね―ことひっきりなしに言うもんで頭の方を疑ったが…」

ジョセフ「そりゃポルナレフ、お前が電話に出んかったせいで…」


アーダコーダ、ワーギャー

セイバー「有難うございました。承太郎、貴方がいたから勝ち抜けました」

承太郎「今更礼なんか必要ねえぜ。それとも、良かったのか?聖杯を壊した事に関してはよ」

セイバー「いいのです。過去は幻想…自分で答えを見つけました。取り返してもそれはまた違う。私の生き方を曲げてしまいようで…決心は出来ていましたから」

承太郎「そうか。おめーがそれなら言う事はないぜ」

ジョセフ「ごほん、おほっ…寂しくなるな…」
890: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 02:47:34 ID:VyB9kzCP0
キング・クリムゾン!
聖杯戦争をすっ飛ばした!終わったという結果だけが残る!
892: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 02:49:50 ID:xH4+/a9o0
いいんだよ、空条家のほのぼのさえみれりゃ
963: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 16:16:01 ID:Qr5kZjTa0
セイバー「また会う日まで。…なんて、それも夢のような話ですね」

ジョセフ「いいんじゃよ。何も永久に会っちゃいけんって事じゃない。また会うための別れじゃ」ニカッ

ポルナレフ「そういうこった。そっちでも元気で頑張りなセイバーちゃん、応援してるぜ」

セイバー「ええ――二人とも有難うございます」シュウウゥ

ジョセフ「おぉう、彼女の姿が………」

セイバー「聖杯が消えた今、私の存在する意味も無くなりました。このまま魔力が消え元居た場所に戻るでしょう」

承太郎「セイバー」

セイバー「…ホリィには礼を伝えておいてください。この口から伝えられないのが名残惜しいですが『お世話になったと』…最後に、貴方に伝えたい」

セイバー「承太郎。貴方を愛してる――」

シュウウゥ......サラサラサラサラ

承太郎「…………」

ジョセフ「行ってしまったな…」

承太郎「ああ」

ポルナレフ「あーあ、なんだかんだで願いを叶える聖杯ってやつも姿を消したわけだ。んでよッ!承太郎ちゃんよ、悲しくねえのか?」チラニヤ

承太郎「……行くぜ」スタスタ
964: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 16:16:35 ID:Qr5kZjTa0
ジョセフ「お、おおぃ待たんか承太郎!わしだって可愛いホリィの居る場所に帰るぞ!」ダダダ

ポルナレフ「俺の言った事を無視すんじゃねえよ承太郎!ほれ、ジョセフさんもフラフラしてるじゃねえか!」スタスタ


承太郎「(…じゃあな。また会えたら会おうぜ。アルトリア)」
965: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 16:17:17 ID:Qr5kZjTa0
――――数日後 空条家―

ジョセフ「それでポルナレフ、お前さんはいつ帰国するんじゃ?」

ポルナレフ「そりゃいつでも構わねえけどせっかく再開したんだ、ジョセフさん達が迷惑にならないって言うなら滞在させてもらがよー」

ジョセフ「そりゃもちろんじゃ。賑やかな奴が増えて少々うっとおしいかもしれんがのぉ、なぁホリィ?」

ホリィ「あらそんなことないわ!ポルナレフさんもゆっくり寛いでいってちょうだい!」

ワイワイガヤガヤ .........ピンポーン

ジョセフ「お、誰じゃ一体……すまんが承太郎。暇そうにしてるなら見に行ってくれないか」

承太郎「仕方ねえ……」ムクリ

スタスタスタスタ ガラガラガラ

承太郎「………」

セイバー「…あ、あの…ジョータロー…?」

承太郎「…てめーは俺の飯を横取りしまくった、あのセイバーか?」

セイバー「はい。…それについてはその、申し訳ない…肉じゃがの件は否定はできませんが…」

セイバー「詳しい話は後程……その、帰ってきました」ポッ

承太郎「……やれやれだぜ」
                                  『To be continued』
972: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18 16:29:05 ID:5X715glE0
しっかり終わらせるとは、なかなかしたたかな奴だ

 

 

 

元スレ:セイバー「―貴方が、私のマスターか?」 承太郎「…やれやれだぜ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342415094/