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883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 21:44:40.31 ID:QoCxbmX/o

――――

 

食蜂の寮

 

 

 

深夜、誰もいない寮の中、寝室にて食蜂を発見した上条。

大きなベッドの上に髪を乱して大の字に倒れ込み、天井を見上げていた彼女は、こちらの姿に気づいてもその視線を向けてくることはない。

だが無論上条はその程度のことで諦めるはずもなかった。

 

 

上条「このでかい家も一人だと何か寂しいな」

 

食蜂「……上条さん。私ぃ、帰ってって言ったはずだけど」

 

 

上条の言葉を遮り食蜂が平坦な声でそう返した。

いつもの媚びるような甘い声でなく、上辺に塗りつけられた虚飾を排した、彼女の本来の声だった。

 

 

上条「帰って、戻ってきただけだ」

 

 

応じる上条。今こうして話しているときも、彼女は心が読めないことをどう思っているのか。

精神系能力者ではない上条には知る由も無いが、それを理解しなくてはならないのだ。

 

 

食蜂「屁理屈ねぇ。……で? 上条さんはどぉするの?

    今は寮内に誰もいないわぁ。私への復讐? まぁやろうと思えば私をどうにでも出来ちゃう訳だしねぇ」

 

 

くすくすと笑う食蜂。

胸元を開けたシャツと制服のプリーツスカート、レースによって蜘蛛の巣のような意匠がこらされたオーバーニソックス。

夏服のベストとオペラグローブはベッドの脇に放り出されているのが視界の端に映って生々しく思えた。

 

 

885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 21:45:51.51 ID:QoCxbmX/o

 

上条「操祈、お前、怖いのか?」

 

 

上条の問いかけに、食蜂がピクリと反応した。

 

 

食蜂「……怖い?」

 

 

彼女らしからぬ平坦な声。

普段の天真爛漫で無邪気な仮面はとうに剥がれ落ちていた。

 

 

上条「俺の心が見えなくて、怖いんだろ。だから俺を遠ざけたんだ」

 

食蜂「……自意識過剰もその辺にしといたらぁ? 心が読めないのが厄介であることは認めてあげるけどぉ、

    特に貴方に思い入れがある訳じゃないもの」

 

 

ベッドから起き上がる様子も見せない。

心底興味の無さそうな顔つきで天井を見上げて小馬鹿にするような笑みが浮かんだ。

 

 

上条「……好きだ、操祈」

 

食蜂「……!」

 

 

食蜂のパッチリとした瞳が大きく見開かれる。

彼女はようやく起き上がり、信じられないものを見るような視線で上条を真っ直ぐに見つめた。

 

 

887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 21:48:50.44 ID:QoCxbmX/o

 

食蜂「……はぁ? 何言ってるのぉ、貴方は私の話を聞いてたのかしらぁ。

    私はねぇ、上条さんんことなんて何とも思ってないのよぉ。

    勘違いもいい加減にしてね」

 

上条「やっとこっち向いてくれたな」

 

食蜂「!」

 

 

一瞬だが引きつる口元。

食蜂は慌てた様子で上条から視線を逸らす。

その様子で上条は確信した。

心なんて見えなくても分かる。食蜂は少なくとも、自分のことを何とも思っていないなどと言うことは無い。

微かに震えた手と、揺らめく瞳がそれを如実に示していた。

 

 

上条「お前が俺を騙してたっていいんだ。お前がどんな酷い奴だっていいんだ。

    お前が俺が何を考えているか分からなくて、不安に思ってるって言うんだったら、

    何度だって言ってやる。

    

 

 

    お前が好きなんだよ、操祈!!」

 

 

 

 

食蜂「やめてよっ!」

 

 

声を荒げる食蜂。

両手で頭をかきむしるようにして髪を掴み、奥歯をギチギチと噛み鳴らす。

彼女の胸中が痛い程伝わってくる。

しかし上条は構わず続ける。

彼女の傷痕を穿り返すかのように

 

 

上条「これが最後でいい。だから聞いてくれ。

    俺はお前にちゃんと伝えなくちゃいけないんだ。

    お前が俺の心が見えなくて、それをもし不安に思ってるって言うんだったら、そいつは間違いなんだって」

 

 

888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 21:51:59.50 ID:QoCxbmX/o

 

食蜂「……」

 

上条「俺は心なんて見える便利な力は持ってないから、操祈の言葉を全部信用するしかないけど、

    やっぱりどこかに不安はあったからさ、気持ちは分かるんだ。

    操祈。俺のことが怖いっていうなら、怖くなくなるまでいくらでも本音を言ってやる。

    だから……」

 

食蜂「……もういいわぁ」

 

 

話の途中で食蜂が割って入る。

俯き、ヴェールのような金色の髪で表情が隠されてよく見えない。

だがその声は昨日病院で泣いていた時の如く、確実に震えていた。

 

 

食蜂「そうねぇ、上条さん……確かに何度か口を滑らせてしまったように、私が貴方に特別な感情を抱いていたのは事実。

    貴方と一緒にいるとドキドキしたし、貴方からの好意は嫌な気分にはならなかった。それは認めてあげてもいいわぁ」

 

 

ベッドの上でへたり込み、俯いたまま言葉を紡ぐ食蜂。

上条は、彼女が心の奥底に隠した本音を話そうとしてくれていると気付いて耳を傾ける。

 

 

食蜂「でもねぇ、それだけよぉ。貴方の気持ちがどうであるかなんて私には確かめようがない。 

    確かめられなければ、それは真実ではないし、私は私じゃいられないの。

    それにね、上条さん。私は貴方が思っているような子じゃないわよぉ?」

 

 

ようやく顔をあげた食蜂。

その瞳には涙が浮かんでいた。

動揺する上条だったが、同時に少し安堵する。

感情を溢れさせるほどの心の動きが、彼女にはあったのだから。

 

 

食蜂「私はね、たくさんの派閥の子達を傷つけてきたわぁ。

    貴方も見たでしょぉ? あんなことを今日までずっとやってきたのよ。

    そんな私に、貴方はそれでも本当に好きだって言えるの……?」

 

 

889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 21:55:33.03 ID:QoCxbmX/o

 

膝の上で硬く拳を握り震わせる食蜂。

自嘲気味に語られた言葉に、だが上条は一切の迷いなく答えを返す。

 

 

上条「……いいよ」

 

 

だが上条は食蜂を否定しない。

 

 

食蜂「え……」

 

 

言葉に詰まる食蜂。

 

 

上条「今日からやめればいい。そしてあいつらに頭を下げて、もう一度やり直せばいいんだよ。

    お前の行動を肯定してやることは出来ないけど、それで俺がお前を嫌いになるなんてことは無いんだ。

    俺が、お前の恋人でいちゃいけない理由にはならねぇ!」

 

 

それが、上条の心からの本音。

初めは、食蜂が好きだと言ってくれたから、自分も彼女の事が好きになっていったのかもしれない。

思い返しても、確かに特別に何かをしてもらったという記憶は無く、他愛の無い会話をしていただけだったような気がする。

 

 

 

 

食蜂「―――――――ッ」

 

 

 

けれど

いつだって彼女は自分の隣で屈託なく微笑み、時折思い出したように誘惑を繰り返す。

それが例え自分の気を惹くための嘘偽りだったとしても、彼女の挙措の一つ一つに魅かれていったのは事実で。

自らの心の変化に揺れ惑い悩まされる彼女を愛しく思った。

掴みどころ無く振る舞っているだけで、食蜂操祈はただの一人の少女でしかない。

抱き締めた肩はか細く、泣き濡れる瞳は寂しげで、しかし超能力者の矜持のために己を欺こうとするその心の在り方は真っ直ぐだった。

 

 

「自分の心にだけは負けられない」

 

 

行動の全てが間違っていようとも、彼女の今日まで過ごしてきた日々が何一つ褒められたものではなかったとしても、

その在り方だけは尊敬できる。

彼女もまた、超能力者という強靭な自我を持つ人間なのだ。

だから上条は、耐えず晒される他人との心の軋轢に苦しめられてきた彼女を守ってやりたいと思った。

そして

 

 

890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 21:59:16.83 ID:QoCxbmX/o

 

食蜂「……」

 

 

黙りこくる食蜂。

本当はもっと早く気付くべきだった。

いくら心が読めないからとは言え、彼女自身が上条のところまで出張ってくる必要なんてなかったはずなのだ。

御坂に対する悪戯の一環なら、適当な女生徒を操って任せておけばよかったのだ。

にも関わらず、彼女は上条の傍にいた。

 

 

上条「俺も一緒に謝ってやる。代わりにだって殴られてやる。

    お前が誰にも許してもらえなくたって、俺がお前をずっと守ってやる。

    聞きたくもねぇ他人の声を聞かずにいられねぇって言うんなら、この右手でずっとお前の頭を撫でていてやるよ!」

 

 

彼女は本当は望んでいたのではないか。

心の見えない相手、己が道理の通らぬ相手との対話を。

 

 

食蜂「……何よ……私のこと、何も知らないくせに……分かったようなこと」

 

 

たじろぐ食蜂。

上条は応じる。言葉を続ける。

彼女に伝えるべきことは全て伝える。

彼女が吐き出したいことは全て受け止める。

 

 

上条「だから、もう自分の心に嘘を吐くのは止めろ!

    怖いんだったら! 怖いって言っていいんだ!

    不安なら、不安って言えよ操祈! 心なんて読めなくたって、改竄なんて出来なくたって、

    お前一人の心くらい俺が守ってやる!!」

 

食蜂「何なの……心なんて見えないくせに……私のことなんて、何一つ知らないくせに……」

 

 

それこそが、上条がこの場所に戻って来たことの意味。

高尚な議論をするつもりは毛頭無い。

好きだから、傍にいたい。

彼女に齎された心の動きは、恐れるべきものでは無いということを教えてやらなくてはならない。

 

 

 

 

 

食蜂「何なのよぉ貴方はぁっ……!!」

 

 

 

 

891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:02:21.67 ID:QoCxbmX/o

 

上条「……操祈!」

 

 

食蜂「知った風な口を聞かないでっ!!!」

 

 

声を荒げる。立ち上がり、上条のシャツの胸ぐらを掴んで、星屑が煌めく瞳で真っ直ぐに睨みつける。

涙によって揺らめくそれはまるで水面に映る夜空のようで。

その美しさと曇りの無さに、彼女のねじ曲がってしまった心根の純粋さを知った。

 

 

食蜂「駄目……駄目駄目駄目……! 私を見ないで……見透かさないで……!

    見えない……見えないの……貴方は何を考えてるの。

    あれだけ酷いことされて、どうして私にそんな優しい言葉がかけられるのぉ!?

    そんなの信用できないわぁ……そんなの見たことないもの……!

    心の中は、私への憎しみでいっぱいなんでしょぉ!

    嫉妬と羨望を胸の中に隠して私に近づいてきたあの子達のようにっ!!

    お友達のような顔をして一度だって私を信用しなかったあの子達のようにぃっ!!」

 

 

片手で上条を掴んだまま、食蜂は髪を掻き毟る。

白い肌に浮かぶ玉の汗と焦りの表情は、彼女の胸中がざわめいていることの何よりの証。

 

 

上条「……」

 

 

余裕の笑みなど無く、煙に巻くような軽口も無く、そこに在るのは一人の少女の動揺。

全てを吐き出せばいい。

誰もが彼女に他人を信ずることを許さなかった。

許されなかった彼女は歪に歪むより他無かった。

その性根を叩き治してやろうなどとは思わない。

彼女自身が己の変革を望むまで、ただ傍で助けになってやりたい。

だから

 

 

食蜂「貴方の何を信用しろと言うの……! 何が貴方の心を証明してくれるのよぉ!?

    私は自分が怖いのよぉ! 貴方なんかに惹かれていくのが手に取るように分かるの!

    貴方はいつだって優しくて、私のことを好きだって言ってくれて……!

    私だって貴方と同じだもの! 心が見えないから、貴方の言葉に惑わされる!

    貴方なんてただの玩具のはずなのに、愉快に踊る馬鹿な男の子だったはずなのに、

    制御しきれない自分の心が、私は許せないのよぉ……!

    上条さん、教えてよぉ! じゃあどうすれば私は貴方を信用できるのぉ!?

    どうすれば私は貴方の心を―――」

 

 

堰を切ったようにまくしたて、荒ぶる心を吐き散らし、混乱と動揺と、そして耐えがたい恐怖の中に在る彼女の腕を取って

 

 

 

 

上条「分かった……教えてやるよ」

 

 

 

強く引き寄せた。

 

 

 

893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:05:11.58 ID:QoCxbmX/o

 

食蜂「……なっ!」

 

上条「可哀想な奴だな、お前は。心なんてもんが見えるから、見なくていいもんまで知ってさ、 

    そんな風に思っちまうんだ」

 

食蜂「は……離してよぉ……」

 

 

きつく握りしめる手を決して離さない。

吐息のかかるほどの距離で、星屑が揺れる瞳を、真っ直ぐに見つめる。

 

 

上条「お前が何人の心の中を覗いて他人を信用できなくなったのか分からねぇ。

    でもなぁ、人間の心ん中なんて、そんな一括りに出来る程単純なもんじゃねぇってことは、

    お前が一番よく分かってんだろうが!」

 

食蜂「っ!」

 

 

そう。

それは他ならぬ彼女自身が体感してきたこと。

一つの想いでしか構成されない心なんて、在りはしない。

揺れ動き、絶えず変化を遂げていく。

その全てを『掌握』するなんてことは出来なくて。

それを彼女は痛い程理解してきた。

やがて目を大きく見開いて、動きを止めた食蜂を抱きしめる。

 

 

894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:07:14.63 ID:QoCxbmX/o

 

上条「お前が今本音を話してくれたことの中に、答えはあったじゃねぇか。

    心なんて、変わっていくもんだろ。

    お前は変えようとしたのかよ! 誰も信用できないって思ってる奴が、人から信頼されるはずねぇんだよ!

    操祈……お前がまだ俺のことが信用できないって言うなら、

    いいぜ……―――」

 

 

考えれば考える程深みにハマる、『掌握された心の檻』から今、『食蜂操祈』を解放する。

 

 

食蜂「上条さ……」

 

 

名前を呼ぶ彼女の声は、世界に放たれない。

何故ならば

 

 

 

 

上条「まずは……――――――

 

 

 

            ――――――そのふざけた幻想をブチ殺すッッッ!!!」

 

 

 

 

月明かりの差し込む仄暗い部屋。

二つの影は重なる。

言葉で語るより、余程心の動きを確かめられる方法がそこにはあったから。

 

 

 

895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 22:09:45.95 ID:ElmHChnDO

 

上条Δ

 

899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/06/28(火) 22:11:46.51 ID:pyWu1mUG0

 

そげぶきたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

 

898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:11:33.08 ID:QoCxbmX/o

――――

 

 

食蜂「―――――……っ……」

 

 

泊まっていた思考は今動き出す。

上条によって突如抱き締められ、口づけられた。

まるで昨夜の続きの始まりに、食蜂は呆けたように口を開け放ちパチパチと瞬きを繰り返す。

同じ目線の高さに少し恥ずかしげな彼の顔があった。

 

 

食蜂「……ぁ、あっ……!」

 

 

素早く鼓動を刻む心臓は胸を突き破って出て来そうだ。

身体はひどく熱を帯びていて、溶けてしまいそうだ。。

いつも自分が彼にしていたことはもっと恥ずかしいことのはずなのに、

はにかむ彼から捧げられた下手くそな口付けは、今までのどれよりも食蜂の拍動に加速をつけた。

 

 

上条「……好きだ、操祈」

 

 

何度も告げられる愛の言葉。

理解不能の感情。

何も考えられない。

脳が痺れるような感覚と、ふわふわとした浮遊感。

そして、当然のように震える胸の内。

 

 

食蜂「ぁ…………」

 

 

食蜂はもはや受け入れるより他なかった。

抱き締められた腕によって、心の動きを制御することなど不可能で。

だから今自分は

 

 

食蜂「…………お馬鹿さぁん」

 

 

『ただの女の子』に成り果てた自分は、赤くなった顔を月明かりに晒さぬよう、俯き悪態をついた。

 

 905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:19:48.07 ID:QoCxbmX/o

 

上条「操祈……」

 

 

上条の瞳が真っ直ぐこちらに向けられている。

チラリと彼を一瞥すると、優しく微笑む表情があった。

再び跳ね上がる心臓。

抵抗しなくてはならない。

だが、食蜂はそれをするのを止めた。

そんなものはもはや、無駄な抵抗なのだと知ってしまったから。

自分の心に逆らうことなんて出来ないと理解させられてしまったから。

 

 

食蜂「こんなはずじゃなかったのに……」

 

 

彼のシャツの裾をキュッと掴み、ポツリと呟く。

零れ落ちる涙など、もう気にならない。

心の檻は食い破られた。

自分を守ってきた幻想は破壊され。

全てが、決壊した

 

 

上条「え……」

 

 

 

食蜂「えぇ……! 好きよぉ! 好きになっちゃってるわよぉ!!

    こんなの……こんなの駄目なのにぃ……!

    どうしようもなく……真っ直ぐな上条さんが……――――

 

 

                    ―――――大好きなのぉ!!!」

 

 

上条「……!」

 

 

906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/28(火) 22:20:02.13 ID:A/6mRiGno

 

えんだあああああああああああ

 

909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:22:31.64 ID:QoCxbmX/o

 

口からとうとう零れ落ちたのは、せき止めきれない感情の濁流だった。

嬉しかった。

どうしようもなく嬉しかった。

歓喜に打ち震えることしか出来なかった。

好きだと言ってくれる彼に対する想いの変化は恐ろしく、まるで自分の心が自分のものでなくなっていくかのような錯覚に陥った。

でも、もうそれでもいいかと思えるようになっている。

彼が何を考えているかなんて、彼を見ていれば分かるじゃないか。

それが本当のことかどうかなんて、確かめる必要はない。

そう思えるようになった。

 

 

食蜂「……私の心を……あげるわぁ……。

    信じても……いいの……?」

 

 

自分でも驚く震えた声で、食蜂は上条に問いかける。

 

 

上条「信じろよ、恋人だろ」

 

食蜂「ん……そうね」

 

 

精悍に笑った上条の言葉に応じるように、食蜂は強く抱きしめる。

トクトクという心臓の音が伝わってくる。

心とは、思考だ。

全ては脳が司る。

だが食蜂は、それはきっとここにあるのだと思った。

こんなにも早鐘を刻む鼓動は、寸分違わず自分のものと同じだったから。

だからきっと、彼と自分の心の中もまた同じ。

 

 

食蜂「アハっ…………ドキドキするわぁ……」

 

 

微笑んで呟いた食蜂の言葉に、上条が照れたように頬をかいた。

 

 

 

913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:25:00.86 ID:QoCxbmX/o

食蜂「……恋人……なのぉ?」

 

上条「そうだよ」

 

食蜂「そうなのねぇ……そっか」

 

 

自分でも何を言っているのか分からない。

しかし確実なのは、事実となったその言葉に動揺する自分はもういないということだった。

受け入れてみれば、変化はあっさりと自分の中で受け止められた。

同時に芽生えたのは、今までになかった羞恥心。

抱き締められているだけで、恥ずかしい。

彼の吐息が耳にかかる度、くすぐったくて肩がピクリと跳ねる。

そして

 

彼の顔を見ているだけで、最も理解しがたい感情が押し寄せる。

 

 

食蜂「本当に、いいのよねぇ?」

 

 

許されるのだろうか。

こんな自分で。

他人を傷つけてきた自分なんかで。

 

 

上条「いいよ。もうしないって、約束してくれれば」

 

 

だが彼は言ってくれた。

受け入れてくれた。

それは思っていたよりもずっと嬉しい言葉で、本当に、恐ろしい程に、心は安らぎを取り戻していった。

 

 

食蜂「……なら、約束するねぇ。みんなにも謝るわぁ……」

 

上条「ああ、最後まで応援するよ」

 

 

笑顔を浮かべる彼を見てこみあげてくるその感情の理由を確かめたくなったのは。

精神系能力者の性か、それとも別の何かか。

 

 

915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:28:09.09 ID:QoCxbmX/o

 

食蜂「上条さぁん……」

 

 

食蜂は、甘えるような声で瞳を閉じる。

その先にあるものを期待して。

 

 

上条「操祈……」

 

食蜂「私のこと……大切にしてねぇ……。

    じゃないと……死んじゃうわぁ……」

 

 

言葉の代わりに返ってきたのは、柔らかく熱い感情の波。

思考の全てを吹き飛ばし、心の全てを繋げ合う、唯一の理。

震える程の衝動が身体を駆け抜けていき、食蜂の心の中を支配していく。

上条当麻によって食蜂操祈の心が『掌握』されていく。

それも悪く無いかと、食蜂はようやく思えたのだった。

 

 

食蜂(……私の敗けねぇ……ずるい。

    好きって言って、抱き締められて、キスなんかされたら……転んじゃうわよぉ……)

 

 

心を揺らされ、引き寄せられた。

抗う気力も削ぎ落とされた。

 

 

 

食蜂(ああ、なんだ……―――)

 

 

 

そして食蜂は気付く。

 

 

 

 

食蜂(―――上条さんの方が、余程私の心を上手く扱えるじゃない……)

 

 

 

 

食蜂は赤らんだ表情に微笑みを滲ませる。

銀河の中の星屑が、歓喜の衝動に煌めいた。

 

 

916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:29:18.33 ID:QoCxbmX/o

―――――

 

食蜂の寮 食蜂の私室

 

 

上条「……」

 

食蜂「……」

 

上条「……」

 

食蜂「な……何か喋ってよぉ」

 

上条「あ、そ、そうだな。いつも何喋ってたっけ?」

 

食蜂「うん? うーん……あんまり聞いてなかったから覚えてないわぁ」

 

上条「ひでぇ……」

 

食蜂「クスクス、冗談よぉ。でも、もう一回1から教えて欲しいな。

    今度はちゃんと、貴方のことを心に刻んでおきたいから」

 

上条「あ、ああ……分かったよ」

 

食蜂「……これからどうしようかしら」

 

上条「これからって?」

 

食蜂「この寮も私のものじゃないモン。元の寮に戻らないとねぇ……」

 

上条「あ、そっか……」

 

食蜂「鬱だわぁ……きっと虐められるわぁ……。

    あーあ、もう常盤台辞めようかなぁ……」

 

上条「おいおい」

 

食蜂「う・そ☆ ……それくらいは覚悟しとかないとねぇ。

    私がしてきたことを思えば、当然だモン」

 

 

920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:35:05.74 ID:QoCxbmX/o

 

上条「それとこれとは別の気もするけど、まあ今までのようにはいかないよな。

    ま、素直に元に戻す気になってくれてよかったよ」

 

食蜂「だってぇ……戻さないと上条さんに嫌われちゃうからぁ……」 シュン…

 

上条「っ!」 ドキッ!

 

上条(や、やっぱりかわいい……よく考えたらこの寮に二人きりなんだよな。

    ベッドに座ってると思うと何か変なな気分に……) ムラムラ…

 

食蜂「上条さぁん……」 コテンッ

 

上条「はうっ! な、なななんでしょうか!」

 

上条(き、昨日の続きか!? いいのか!?)

 

食蜂「今もねぇ……ドキドキしてるの……」

 

上条「う、うん……」

 

食蜂「手さぐりで相手の心を確かめるのって……ドキドキすることなのねぇ……」

 

上条「そ、そうなの……かな……」

 

食蜂「ねぇ上条さん……もっとドキドキすること、してほしいなぁ」

 

上条「!」

 

上条(キタ―――――(゚∀゚)――――――!!! いや待て待て。

    晴れて本当の恋人になれたんだから、ここはじっくりと……。

    操祈は中学生だ、優しく優しく……。

    で、でも……キスは全然いいよな……) スッ

 

 

 

 

「女王……」

 

 

921 :重すぎだろ……連投スマソ [saga]:2011/06/28(火) 22:39:48.54 ID:QoCxbmX/o

食蜂「え」

 

上条「!」

 

食蜂「あ、貴女……どうして」

 

縦ロール「……上条様、遅くなってしまって、申し訳ありません……」

 

上条「い、いやこっちこそ、先に来ちまったし」

 

食蜂「どういうことぉ?」

 

上条「お前のところに一緒に行くって約束してたんだけど」

 

縦ロール「わたくしが約束を反故にしてしまったのです……上条様に偉そうなことを言った手前、会わせるお顔がありませんでしたの……」

 

食蜂「え?」

 

縦ロール「わたくし女王に、謝罪しなくてはならないことが……」

 

食蜂「ど、どうして……? 謝らなくちゃいけないのは私の方なのよぉ。

    今までごめんなさい……って言っても許してもらえないかもしれないけど……」

 

縦ロール「その……皆を集めて女王の元へお伺いしようと思っていたのですが……」

 

上条(あ……一人なのか。ってことは操祈の友達は)

 

縦ロール「皆、派閥でのことを覚えていないようで……」

 

食蜂「……」

 

上条「え? お、覚えてないってどういう……」

 

食蜂「……みんな手っ取り早く私の改竄力で操作してたからねぇ。

    派閥に入った後のことは記憶から綺麗さっぱり抜け落ちちゃってるのよぉ」

 

縦ロール「わたくしは女王と当初より懇意にしておりましたから……そのようなことは無いのですが……。

       今の皆にとって女王はとても遠くにおられるただの『食蜂様』でしかありません。

       女王へお近づきになりたいと思う子は多くいますが、それでもこの時間にここまで来ようと言う者は……」

 

 

922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:43:38.94 ID:QoCxbmX/o

 

食蜂「貴女が謝ることじゃないわぁ。その、来てくれてありがと……」

       

縦ロール「あ……い、いえ……」

 

上条(あれか。御坂に対する白井みたいなもんか……。

    うーん、女子校って色々あるんだな……)

 

縦ロール「女王、あの……」

 

食蜂「うん……?」

 

縦ロール「わたくしは……変わらず女王のお友達でよろしいんですの?」

 

食蜂「え?」

 

縦ロール「……これからも、わたくしとお友達でいて下さいますか?」

 

食蜂「……」

 

縦ロール「……」

 

上条「お、おい操祈……」

 

食蜂「……グスッ」 ポロポロ…

 

縦ロール「!?」

 

上条「!?」

 

縦ロール「あ、あああっ! どうなさいまして? わたくし何かいけないことを……!」

 

食蜂「違うの……違うのぉっ……!」

 

縦ロール「こ、こちらのハンカチをお使いください」

 

食蜂「ありがとぉ……グスッグスッ!」

 

縦ロール「女王……」

 

 

925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:51:22.61 ID:QoCxbmX/o


食蜂「……私とこれからも、お友達でいてねぇ……」

 

縦ロール「!」

 

上条「操祈……」

 

食蜂「今までのこと、全部謝って済むことじゃないから……貴女の気の済むようにしていいわぁ……。

    だから……」

 

縦ロール「女王、確かに貴女のお傍にいて辛い時はあったのかも知れませんが……

      それでもわたくしは貴女とお友達でいたいです。貴女の謝罪を受け取ります。

      ですから女王、これからも、よろしくお願いいたしますわね」

 

食蜂「はい……お姉様ぁ」

 

上条「よかったな、操祈」

 

食蜂「……うん」

 

縦ロール「あら、そう言えばお二人は恋人でいらっしゃるんですの?」

 

上条「ん? ああ、そうだよ」

 

食蜂「クスクス、実感無いわねぇ」

 

縦ロール「……ハッ! わ、わたくしったら気が利かず申し訳ありませんでした!

      お二人で月を見上げていらっしゃるなんて何てロマンチックなのかしら。

      素敵ですわ。まるで物語の中の様」

 

食蜂「え、えぇそうねぇ……」

 

縦ロール「けど女王、殿方を濫りに寝室に入れるのは危険ですわ。

      上条様も、女王とは節度のある交際をなさってくださいましね」

 

食蜂「え、うん……」

 

上条「お? おう。も、もちろんですのことよ……!」

 

縦ロール「本当ですの? 特に先程ベッドの上に腰かけていらっしゃいましたけど。

      わたくし女王を導く先輩としてとても心配ですわ。

      いいですこと? わたくし達は常盤台生としての自覚と誇りを持って、日々を送らねばならないのです。

      上条様にもその辺りはご理解とご協力を頂いてですね……」 クドクド

 

上条「お、おい操祈これは……」

 

927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 22:55:49.03 ID:QoCxbmX/o

 

食蜂「この人のこういうとこがねぇ……めんどくさかったのよねぇ……」

 

縦ロール「聞いてますの? 大体、女王、何ですのその服装は。

      シャツの胸元を開け放つだなんてはしたない。

      開けて良いのは第一ボタンだけです。それ以外は破廉恥ですわ。

      襟首も曲がっておりますし、こうして……それから……」 クドクド…

 

上条「ま、まあまあ……」

 

食蜂「……」

 

縦ロール「上条様は黙っておいてくださいまし。わたくしが女王を正しく導いて差し上げるためには、このようなことで」

 

食蜂「……」 

 

 

ピッ☆

 

 

縦ロール「では失礼いたします」 スタスタ… バタンッ!

 

上条「こらぁっ! 約束した傍から能力使っちゃいけません!」

 

食蜂「だってぇ……」

 

上条「だってじゃないだろ。何でも改竄してたら……」

 

食蜂「……上条さんと二人きりになりたかったんだモン☆」 キラキラ。*゚+.*.。☆ ゚+..。*゚+☆

 

上条「うぐっ……」 ドキーンッ!

 

食蜂「ね、上条さん」

 

上条「な、なんでせうか……」

 

食蜂「今夜は月が綺麗ねぇ☆」

 

上条「…………」

 

 

 

 

 

食蜂「……クスッ」

 

 

 

上条「そうだな!」

 

 

 

 

928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 23:00:43.91 ID:QoCxbmX/o

エピローグ

 

 

――――

 

公園

 

 

御坂「ちぇいさー!」 ゲシッ!

 

 

ガコン…!

 

 

御坂「ふぅ……」 プシュッ ゴクゴクゴク…

 

上条「よう、御坂」

 

土御門「にゃー」

 

御坂「ん? ああ、あんたらか。あいつは一緒じゃないわけ?」

 

上条「いや、ここで待ち合わせ。今日は家で飯食うことになってるから」

 

御坂「あっそ。正真正銘の彼女になれてよかったわねぇ」

 

土御門「まったくカミやんは。オレ達が知らねぇ間に丸く収めやがって。

     しかも後に残ったのは巨乳の可愛い彼女とは、やるな早く死なないかにゃー」

 

上条「本音が混ざってんぞ」

 

御坂「……あんた、覚えてなさいよ」

 

上条「はぁ?」

 

土御門「くくくっ、カミやんの不幸はまだまだ終わりそうにないぜい」

 

上条「ど、どういう意味だよ! 幸せ絶頂の上条さんにはそんなもの必要ありません!」

 

土御門「何言ってるんだにゃー。せめて酷い目にあってくれないと気がすまねぇ」

 

上条「やっと付き合えたのに……。

    あ、そういや御坂、あいつ学校ではどんな感じだ?」

 

御坂「ん? そうねぇ……派閥は無くなっちゃったけど、まずは友達作りから頑張ってんじゃない?

    クラスも違うしよく知らないけど……」

 

 929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 23:05:21.92 ID:QoCxbmX/o

 

上条「そっか……」

 

土御門「不安か?」

 

上条「まあそりゃぁ……」

 

御坂「大丈夫よ、心配しなくても。先輩もいるしね」

 

上条「いや心配って言うか……ストレスの限界で能力使っちまわないかなって」

 

土御門「ありそうだにゃー……」

 

御坂「ま、あの様子なら大丈夫よ」

 

上条「あの様子って?」

 

御坂「そりゃもう楽しげな……いや、やっぱいいわ。何か腹立ってきた」

 

上条「おい何でだよ、教えてくれよ」

 

御坂「やだ」

 

上条「?」

 

食蜂「かーみじょーうさぁん☆」 ギュッ!

 

土御門「お、噂をすりゃ本人降臨だ」

 

上条「おっと! 操祈、お疲れさん」

 

御坂「やれやれ」

 

白井「おーねぇーさま☆」 ギュッ!

 

御坂「あんたは真似すんなっつの!」 ゴツッ!

 

白井「痛っ! もう、ほんの冗談ですのにぃ」 サスリサスリ

 

 

930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 23:11:07.25 ID:QoCxbmX/o


食蜂「上条さぁん☆」

 

上条「な、なんだ?」 ドキドキ…

 

食蜂「えへへぇ……☆ 呼んだだけよぉ☆」

 

上条「そ、そっかそっか、ははは」 ニヘラッ

 

土御門「うわすっげぇムカつくぜい……」

 

御坂「もうどうでもいいわ」 ゴクゴクッ

 

白井「お姉様ぁん、黒子がぁ、寝室でぇ、優しくぅ、癒してぇ、差し上ゴフッ!」 

 

御坂「結構よ!」

 

食蜂「御坂さん、白井さん」

 

御坂「ん?」

 

白井「何か?」

 

食蜂「いたのねぇ、存在感薄くて気付かなかったわぁ☆」

 

御坂「なっ!」

 

白井「んまっ!」

 

上条「こらこら、喧嘩すんなよ。こら、駄目だぞ操祈。めっ」

 

食蜂「てへっ☆ そんなことよりぃ、上条さぁん……早く二人きりになりたぁい……」 モジモジ

 

上条「あはぁんっ! よ、よーし! じゃなみんな俺行くわ!」 

 

土御門「ああもう好きにしてくれにゃー……」

 

御坂「見てらんないわあのバカップル」

 

白井「どうなってますの……」

 

 

931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 23:16:37.59 ID:QoCxbmX/o

 

食蜂「上条さん……私の足ぃ、舐めてくれるぅ?」

 

上条「舐めますとも舐めますとも!」

 

土御門「いいのかカミやんそんな愛で」

 

上条「上条さんもう人生初めての彼女に自分でも引くくらい舞い上がってますから」

 

土御門「そうかい……」

 

食蜂「嬉しいわぁっ。行きましょう、じゃぁねぇ。御坂さん☆

    私達これからデートの計画を立てなくちゃいけないからぁ。

    悪いけどぉ、貴女には『彼を』あげられそうもないわぁ。

    約束破ってごめんねぇ」 ペロッ☆

 

御坂「くぅぅうう……! 絶対目にもの見せてやるんだから!」

 

食蜂「アハっ、楽しみにしてるわぁ☆」 スタスタスタ…。*゚+.*.。☆ ゚+..。*゚+☆

 

御坂「ふん、あんたも覚悟しときなさいよ!」

 

上条「え? 何が?」

 

御坂「何でもないっ!!」

 

白井「やれやれ……まあ以前に比べれば毒気は減ったかもしれませんけど。

    先が思いやられますわね」

 

土御門「基本的には変わってねぇんだにゃー。どうなんだ? カミやん的にはアリなのか?」

 

食蜂「おーい! 上条さぁん☆ 早くぅ。置いてっちゃうわよぉ☆」

 

上条「いやまぁなんつーかさ……」

 

土御門「あ?」

 

御坂「うん?」

 

白井「はあ」

 

 

 

 

 

 

上条「操祈って可愛いよな」

 

 

 

 

 

 

★*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*おしまい*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*★

 

932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/28(火) 23:19:55.61 ID:QoCxbmX/o

 

というわけでこれにて終わりです。

今月号の超電磁砲でみさきちのキャラが固まる前に書ききろうと思ってましたが、何と今月号みさきち出てないそうですね。

みさきちこんな感じだったらいいなという妄想でした

 

 

936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/28(火) 23:21:25.82 ID:rYg2SKxAO

 

最高にかわいい乙

 

937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/06/28(火) 23:21:47.79 ID:O6VOEYmXo

 

乙!

みさきちかわいいよみさきち

 

964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/06/28(火) 23:57:09.37 ID:fjIaStOi0

 

超超超超乙って訳よ!!!

上条さんも最後はヒーローの名に恥じぬ人間だった






 関連スレ:
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」その1
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」その2
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」その3
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」その4

上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」その5




元スレ:上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」
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